「トワイライト〜初恋〜」
原題/TWILIGHT
監督/えーと....誰だったっけ。調べるの忘れた。てかめんどくさい
出演/クリスティン・スチュワート、あとは知らん
一行あらすじ/
偽善者ヴァンパイアが人間に恋をするの巻
喰っちまえ!!
.....と僕はずーっと思ってました。
以前から僕はこの
「トワイライト」という映画を
観ない
と言ってきたのですけど、観ずに文句ばっかり言うのもアレかと思ったので
嫌々レンタルしてきた次第です。
というのも今日は何か映画が観たいという欲求があったにもかかわらず、その欲求を満たしてくれるようなもんが有りませんでして。
今 レンタルになっている「グラン・トリノ」や「ダウト」は是非観たい映画なのですが、平日に観るようなもんではないですし。
平日に軽い気持ちで観れるのがこの映画しかなくて......
主役のクリスティン・スチュワートは
「ゴーストハウス」の時よりももっと大人っぽくなって、色気すら感じましたしねぇ。そのへんは及第点でございます。
恋する女の目ヂカラって怖いですね。
目からあんなピンク色のラブ・ビームを放出された日にゃあ、さすがのヴァンパイアもイチコロですがな。
でね、このヴァンパイア、ってーのがとにかく酷い。
人の血を吸ってなんぼの吸血鬼、だと僕は思っているのですが
この映画に出てくるヴァンパイアは人の血を吸わなくても全然平気らしいんですよね。
あと、日光にあたると死ぬ、というのがヴァンパイアの定義だと思ってたんですが
この映画に出てくるヴァンパイアは日光にあたると肌がダイアモンドみたいにきらきらと輝いちゃったりするのですよ。
それを見たクリスティンは思わず「キレイ....」とか言っちゃうのですがもうこの時点で「喰われてしまえ」とか思ってました、僕は。
そしてヴァンパイアは鏡に映らない、のが定義だとも思ってたんですが↓
ガッツリ映ってますがな。
ヴァンパイアの定義って、映画に都合のいいように色々変えてもいいんじゃないか、と思うのですけど。例えば
「フロストバイト」みたいに動物の言葉が分っちゃったりとか、そういうのはアイディアとして面白いし、実際に映画的に見てもこれが実に上手く機能しているのですよね。一方で
「ナイトウォッチ」みたいなバリバリにとんがった映画では、逆にクラシックなヴァンパイアの定義(鏡に映らない)がヴィジュアル的な効果を生み出していたりして。
映画の作り手のアイディア次第で、いくらでも魅力的に撮れるはずの「ヴァンパイア」映画をここまで
ぺらっぺらの薄っぺらいケータイ小説のような(ていうかわたしケータイ小説とか読んだ事ないのですが)クソみたいな映画にしてまったのが、この映画の最大の「罪」。
そしてこんな映画をシネコンで上映して、同じような内容でありながら天と地ほどの差がある大傑作
「LET THE RIGHT ONE IN 」が未だに公開されるどころか日本版DVDになるという噂すら聞かない、というのは、いったいどういう事なんでしょうかね。
バカなんですか?
ああ、きっとそうに違いない。
日本って可哀想な国なんだな。
どーでもいい映画ばっかり公開されて、本当に「観る価値」のある映画が公開されない。
バカみたい。本当に馬鹿みたい。
映画が大好きなのに大嫌いになりそうだ。
しかもムカつく事にこの映画続編があるんですねぇ。
「トワイライト・サーガ/ニュームーン」
って。サーガが付いちゃいましたよ。伝説、って。
こんなもんが伝説になるのかね。
アホか。
.......しかしここまで毒吐ける映画も珍しいもんだ。ある意味貴重かもしれません。
ツッコミどころも多いし、マイナス思考になってるところでこの映画をみて思いっきり毒吐いたらだいぶスッキリしました。
さすがにヒットしただけあって、きちんと最期まで見せるぐらいの山場は沢山ありますし、「自称ベジタリアン」のヴァンパイアたちのおっされーなライフスタイルとかも、結構面白く観れますしね。その「自称ベジタリアン」に敵対する「ガッツリ肉食」なヴァンパイア一味、これがなかなかキャラが立ってましてね、どっちかっつーとこっちのほうに感情移入してしまいますね。
欲望に忠実であること。
これが本来のあるべき姿だと思うのですよね。
人間もヴァンパイアも。

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