↑蛍石
今日は
「トム・ヤム・クン!」の感想を書く予定でしたがちょいと変更いたしまして
本日のお昼に
5時間ぐらいサイクリングしてたので、その記事を書こうと思います。
朝も早くに起きて、洗濯を済ませ、ビール片手に「トム・ヤム・クン!」を鑑賞。
その後昼飯を食って、さぁどうするか.....
外はいい天気だ。
暑くもなく寒くもない。
こんなお出かけ日和に外に出ないなんてもったいない。
そうだ!自転車で行ける所まで行ってみよう!
わたし年に2〜3回はこういう衝動に駆られます。
西も東も南も、自分の「行ける所」までは行ったつもりですし
残ってるのは「北」のみ。
おお。北がまだ残ってるぢゃないか!
北といえば鞍馬とか貴船でございます。
鞍馬寺には一度行っておりますし、せっかくなのでまだ行ったことのない
「貴船神社」とやらを拝んでみようぢゃないか!そうだそれがいい!なんかおすぎだかピーコだかが
「パワースポットよ」って言ってたしな!
レッツゴー貴船神社!!
基本的にこの発作的なサイクリング、地図も持たず、下調べもしません。
「だいたいあのへんだな」
という方向に向かって走っていくだけです。道路標識見てりゃなんとかなるっしょー。
ってなわけで「北のあのへん」を目指していざ出発。
しかしどっかで道を間違えて八瀬に着いてしまう。
ああ....ここ来た事ある.....比叡山のロープウェー乗り場。懐かしい。
京都に住み始めた頃、何をトチ狂ったのか真冬で雪がバンバン降ってる時に登って、比叡山まで行って帰ってきたなぁ。遭難するかと思った....でもあの孤独感、なんか自分を奮い立たせてくれるんだよね。「生きて還らねば!」(←大袈裟)って。
で、来た道を戻ってみたら、「鞍馬・貴船」という標識が見えた。
あ。北白川通りを素直にまっすぐ進めばよかったのか。
多分ここだろう、と適当に曲がったのがいけなかったのか......
ようやく本線に戻り
標識に沿って自転車をひたすら漕ぐ。
ここからが長かった。
基本的にずっと上り坂なんだもん。
僕のチャリは変速とか、そんなハイカラなもん付いてないです。
ハンドルなんかびょーんって無駄に広がってるし狭いとこ通れないのよ、マジで(こういう形状のチャリをビーチ・クルーザーと言うらしい。無駄に広いハンドルはその上にサーフボードを乗せるため、と聞いたことがある)。
さすがにこんな奥地に入ってくると、地元の人以外の自転車はみんなレース用のタイヤがめっちゃ細いのとか、バリバリに変速可能なマウンテンバイク系ばかりで、立ち漕ぎしてんのおれだけ超恥ずかしい><
そして息を切らせて汗ダラッダラで辿り着いた。
貴船神社。
山の中の空気は澄んでいて、そして冷たかった。
一気に身体が冷えて、気持ちもシャンとなってくる。
さて、以下は貴船神社についての概要。
水神である高龗神(たかおかみのかみ)を祀り、古代の祈雨八十五座の一座とされるなど、古くから祈雨の神として信仰された。古来より、晴れを願うときには白馬が、雨を願うときには黒馬が奉納されたが、実際の馬に代わって木の板に描いた馬が奉納されたこともあり、このことから絵馬が発祥したとも言われる。
また、縁結びの神としての信仰もあり、小説や漫画の陰陽師による人気もあり、若いカップルや女性で賑わっている。その一方で縁切りの神、呪咀神としても信仰されており、丑の刻参りでも有名である。ただし「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻」に貴船明神が貴船山に降臨したとの由緒から、丑の刻に参拝して願いを掛けることは心願成就の方法であり、呪咀が本来の意味では無い。平安時代には丑の刻であるかどうかは不明だが貴船神社に夜に参拝することが行われていた。時代の変遷と共に本来の意味が変質したものと思われる。
付近は京都でも有名な紅葉の名所のひとつである。(以上、wikiより抜粋)
この概要は実は家に帰ってから調べたんだけど、「丑の刻参り」の記述にはビックリしたなぁ。そうだったのか、へぇぇ〜〜。こわいところやったんや。
しかし、そんなダークな面よりも縁結びで有名、という事でここはカポーや女子で大変賑わっとる。
アラフォーのおっさんが一人で来るような場所ではない。しかもチャリンコで。
まあしかし、沿道には川床料理の店や旅館が立ち並び、たいそう「ええ感じ」の雰囲気醸し出しておりますよ。こんな所で川床でビールを一杯、なんてめちゃくちゃ粋じゃないですか。でも時間がなかった。この時点でもう4時を過ぎていたし、山の中は日が落ちるのが早い。もうなんか身体がキンキンに冷えきってしまって、駆け足で見物して回ったのでした。

↑でかい木だった.....
頭の中のBGMは「もののけ姫」。
乙事主さまとかがひょっこりでてきそうな神聖さにあふれているね。
この貴船神社は本宮、結社(中宮)、奥宮の三つに分かれてまして
一番手前にある本宮は灯籠の階段がとても美しく、それに水に浮かべると文字が浮かび上がってくるおみくじで有名ですね。ここまで全力で駆け上がってきたので本宮の喫煙所でまずは一服.....するのだがこの神聖な空気を汚すような気がしてきてすぐ揉み消す。
そして中宮を経たのち、パワースポットでもある
奥宮へと足を踏み入れる。
↑船形石(ふながたいわ)
入った瞬間、あらっ??と思った。
なんかスコーンって抜けた空間なのよね。
その空間の異様さにもビックリしたんだけど、空気の張りつめ方がちょっと違う。
少しだけ「畏れ」に似た感情を抱く。
特に船形石は、腕の毛が引っぱられるようなビリビリした感じもあったし。
これか?
これがパワースポットといふものなのか!?
↑船形石その2
街なかにある大きな神社や寺とかとは全然違うね。
鞍馬寺でもそうだったけど(こちらも有名なパワースポットだそうです)
本当に人智を超えた何か大きな力、ってものがあるのかもしれない、と思いましたね。
半ば何かに取り憑かれたようにこの貴船神社までチャリンコでやってきたけれど
帰る時は憑き物が落ちたかのように心は軽やかだった。
帰りの道は下り坂なのでまるでツール・ド・フランス状態。
ていうかこのチャリ山向きじゃねえっつーの。ビーチだし。ビーチクルーザーだし。
もう、マジでチャリンコ買い替えようかな。
山攻めるような本格的なやつじゃなくてもいい。
せめて、立ち漕ぎしないですむぐらいの変速付きのやつを。
そういや京都駅前のビッグカメラの自転車売り場には「HUMMER」のチャリンコあったんだよなー。あれめちゃめちゃカッコいいし。バリバリ変速付いてるし。
それにしてもたまのサイクリングは気持ちいい。
普段見逃している景色とかに、素直に感動できるのだもの。
↑例えばこんな風景とかにね。

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