「トラック野郎/故郷(ふるさと)特急便」
監督/鈴木則文
出演/菅原文太、愛川欽也、石川さゆり、森下愛子、春川ますみ、原田大二郎、山城新伍、他。
シリーズ10作目。
これが一番おもろかったぁぁーー!!
うぎゃーー!!
もう死ぬかと思いました。
何なのこの濃さ!
最後の最後にこんなのもってくるなんて、にくいぜコンチキショー!
まずはマドンナから。
今回は2人のマドンナが登場し
男・桃次郎さんどっちにしようか悩んじゃいます。
その二人のマドンナとは......
石川さゆりさん&森下愛子さん。
☆<石川さゆりさん>☆
めーっちゃくちゃ可愛い。それに歌が上手い!当たり前だけどな!
わたし演歌歌手としての石川さゆりさんは、「津軽海峡冬景色」と「天城越え」しか知らないんですけどね。劇中で唄う歌なんかもう鳥肌もんでした。
演歌=日本のソウル、ああ、そういう事だったのね。
この歳にしてようやく分りましたです。
そういう意味ではジェロはスゲーな!
日本人でもないしまだまだ若いのに日本のソウルをしっかりと理解しておられる。
石川さゆりさん、最近じゃパチンコにまでなっちゃったし。
スゲーよ!
☆<森下愛子さん>☆
吉田拓郎さんの嫁さんだったんですねぇ。全然知りませんでした。
それに最近の映画やドラマにも積極的に出てるんですね!ほんっと全然知りませんでした!
劇場にまで観に行った長澤まさみちゃんの「涙そうそう」にも出ておられた!
全然覚えてない!!
まことに申し訳ございません!!!
わたし本当に「昔の女優さん」だとばかり思ってまして.....
もう、あまりの愛くるしさに、アラフォーのおっさん、悶えまくり。
なんなの!何なのこの可愛さ!
これはもー藤田敏八監督の「もっとしたたかに、もっとしなやかに」(だったっけ?)とか「十八歳、海へ」(だったっけか??)を観るしかない。
.....そして、この2人のマドンナ以上に、いい女がもう一人。
☆<春川ますみさん>☆
もうめっちゃくちゃ可愛い。
ぷよぷよしてるけど、めっちゃくちゃ可愛いの!
ジョナサンとの夫婦愛に、思わず涙が溢れます。
今回は10作目の記念というだけあって
シリーズ中もっとも
ファンキーな作品になっていました。
マドンナが2人居るというのもゴージャス極まりないのですが
なんと石川さゆりさんに「惚れられる」桃次郎さん。
以前、片平なぎささんに惚れられて結婚寸前まで漕ぎ付けていたのに
鉄砲水にさらわれて死ぬという悲劇があっただけにまさか今回も.....という懸念はあったのですが、今回はマドンナ、死にません。
しかも、逆に桃次郎さんが「フッちゃう」という驚愕の展開!
石川さゆりさんはどさ回りの演歌歌手でして、今回の映画の舞台である高知ですったもんだあった挙句に、メジャーデビューの切符を手にするんですが
そこへ最悪のタイミングで桃次郎さん登場、プロポーズしちゃいます。
あまりの桃次郎さんの押しの強さに
「いやアタシ、これからデビューするんですけど.....」
と言うに言えない石川さゆりさん、もしかしたら演歌の道よりフツーの奥さんになったほうが女として幸せなんじゃないか、と思い始めてしまい
遂に桃次郎さんのプロポーズを承諾いたします。
シリーズ中かつてない程のいちゃいちゃっぷりを堪能している最中に
これまた最悪のタイミングでどさ回りの仲間と会ってしまい
「あんたこれからデビューすんのにこんな所で何やってんだ!」
と、真相を聞かされる桃次郎さん。
「いいの、あたし、この人の奥さんになって毎日料理作るの.....」
自分のために生涯の夢を諦めるな!と桃次郎さんは一喝。
メジャーデビューの為には、高松から出るフェリーに乗って梅田コマ劇場へ行かなくてはならないのですが、そのフェリー乗り場までは電車で行ってたのでは到底間に合わない時間。
そこは
不可能を可能にするスーパー・トラックを自在に操る桃次郎さんですから
悪路をひた走り、自慢の飾りもボロボロになりながら、石川さゆりさんの「夢を繋ぐ」フェリー乗り場へ時間どおりに到着。
一時はフェリーに乗ろうとした石川さゆりさん、
「やっぱりあなたの事が好き.....!」
と桃次郎さんにすがりつくのですが。
「迷惑だぜ。」
と言い放ちトラックに乗り込みます。そして、
「オレに惚れてる女はお前だけじゃねぇんだ。」
「星の数程居るんだよ。」
なぁぁーー!!
かぁっこうぃぃぃ〜〜〜!!
これまで好かれようとして色んな事をしてきた桃次郎さん。
今回などは自作の曲を石川さゆりさんにプレゼントしてますし。
それもちゃーんと楽譜も書いてね。で、タイトルが
「結花に捧げるバーラド」
結花っていうのは石川さゆりさんの事なんですけど
バーラドって。
バーラドってぇー!!
そこまでしておいて、しかも相手にようやく惚れられたのに。
本当は行って欲しくないに決まってるのにね、この憎まれ口ですよ。
かっこいいにも程があります桃次郎さん。
その後、石川さゆりさんは晴れの舞台で念願のメジャーデビューするわけですが
もうこのシーン、最高でございます。
この歌は、桃次郎さんに捧げた歌なのです。
この歌の最中に、桃さんの
「結花に捧げるバーラド」の楽譜を映したシーンが挿入されるのですけど、切なくて泣けます!
バーラド最高。
トラック野郎シリーズはこの10作目を最後に作られていないのが残念。
今は何かと男が男らしくなくて
女の子がやたらと強い風潮でございますが
こういう時代だからこそ、こんな映画が必要なんじゃないかしら。
草ばっか食ってんじゃねぇよ。
肉食え肉!

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