「トラック野郎/熱風5000キロ」
監督/鈴木則文
出演/菅原文太、愛川欽也、小野みゆき、地井武男、せんだみつお、春川ますみ、前川清、たこ八郎、他。
先日、近所のツタヤにて.....
トラック野郎を颯爽と借りて、ついでだから
アダルトでも物色してみようかと、
男らしく
「のれん」をくぐってアダルトコーナーへ入ってみた。
まぁしかしイマイチそそられるモノもなく何も借りずに出ようとしたところ
のれんの向こう側から何やら若い男女の話し声がする。
女子:「何か邦画観ようよ〜」
男子:「邦画なんかおもろいの全然あらへん!洋画観ようよ!」
のれんの向こう側はちょうど邦画のコーナーで、しかも「トラック野郎」を含む懐かしのシネマの宝庫で、こんな
狼藉許せるはずがありません。
「おいキサマ!今すぐ菅原文太さんに謝れぃ!」
とのれんをくぐってその若い男子に説教......
するわけがありません。
のれんの内側に居る分際で、そんな。
そんな僕の右手にはしっかりと「トラック野郎」のDVDが握られていましたが
のれんの内側で僕は
「まだまだ青いのぅ....若者よ。早くオレ様のレベルまで上がってくるがよいぞ」
とその男子の将来を思いやりつつ、のれんをくぐって外の世界へと出たのでございます。
そんな微妙に面白い出来事があったわけですけど
たまにレンタルビデオ店で耳にする若い男女の会話、ちょっとカチンとする事が多いですよね。そんな事ありませんか?
例えば男子がホラーなんか一緒に観て怖がったりしちゃったりなんかして男女の絆を深めたいなぁという下心見え見えに
「ホラー見ぃひん?」
などと言うと
「ホラー嫌やぁ〜」
と返す女子。
ちったぁ男の気持ちも汲んでやったらどうだい。
なんなら僕が怖いの苦手な女子でも観れるホラー、紹介してさしあげましょうか。
泣けて感動するホラーもあったりするのですよ。
以前から何度も言ってますが「吊り橋効果」ってのがありますから、付き合い始めのカップルなんかにゃホラー映画ってうってつけなのですよん。
なので若い男女はホラーを観るべし!
わたしみたいな枯れオヤジは「懐かしのシネマ」が丁度いい塩梅でございます。
ってなわけで今夜はトラック野郎シリーズ第9弾
「熱風5000キロ」。
今回のマドンナは個人的に最も期待していた
小野みゆきさん!
超☆ワイルド。
なんだこれ!ホットパンツ姿が最高に萌えます。
今までのマドンナとは全然違いますねぇ。
水も滴るいい女。つうかずっと濡れてます。
暑くて汗かいてるか水辺に居ることの多い小野みゆきさん。
燃えろいい女小野みゆきさん。
そんな小野みゆきさんに
「やらせろー!」
と迫る桃次郎さん。えらい。分りやすい。男らしい。
今までは何かと勉強したり、「外堀から埋めていく」攻略法をとっていた桃次郎さんですが
今回のマドンナは一筋縄ではいかない。
小細工が通用しない。
なので、身体ひとつで勝負を挑むしかない。
男と女、結局、最後にやるこたぁ一つなのですから
「やらせろー!」
なんですね。明快。これ以上の口説き文句がありますか。
改めて桃次郎さんの凄さを認識させられた。
あんたスゲーよ!
前回の「一番星北へ帰る」はお約束がありませんでしたが
今回はちゃーんと復活してました。
一番星ブルースも、お星様キラキラも、トルコも、点呼も。
やっぱコレがあると落ちつくわぁ〜〜。
桃次郎さん、トルコに
自分専用の部屋
があるんですよ。
凄くね!?
あとはチィチィこと地井武男さんのカッコ良さに痺れました。
ダイナマイトで吊り橋爆破するなんて
あんたスゲーよ!
さてさて
次回でトラック野郎シリーズも10作目。最終回でございます。
とりあえずその前に
ギレルモ・デル・トロ製作の
「永遠のこどもたち」を挟んでから
この天下一品のこってりチャーシュー麺のようなトラック野郎シリーズに終止符を打ちたいと思います。ああ、名残惜しい.....
「祭り」が終わる時って寂しい。
でも終わらない祭りはない。
ハネケもキェシロフスキも、終わる時は大変寂しゅうございましたが
こういう一連のものが終わった後は、やり遂げたという充実感もありますし
自分自身、ステップアップしたと思うんですよね。
ステップっつっても大したステップじゃないんですけど
自分の中では大きなステップなんだぜ!
今夜はこれまで。
アディオス・アミーゴ!

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P.S......春川ますみさん、何とトラックも運転できるのよ!あんたスゲーよ!

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