「007/美しき獲物たち」
原題/A VIEW TO A KILL
監督/ジョン・グレン
出演/ロジャー・ムーア、クリストファー・ウォーケン、タニア・ロバーツ、グレイス・ジョーンズ、他。
一行あらすじ/
すけべヅラのジェームズ・ボンドが美女をつまみ食いしつつ悪と闘うの巻。
いやぁこの映画実にウン十年ぶりに観たのですけど
めっちゃくちゃオモロイね!!
先日観た「007/慰めの報酬」とは大違いでございますよ。
新・ボンドのダニエル・クレイグは悪人ヅラで、マッチョで、ストイック。
とにかくリアル指向に徹している。それはそれでイイのです。
同じ「ジェームズ・ボンド」という人物でも、色々なタイプがあるのも面白いじゃないすか。
先日の記事でも書いたように、僕の中のジェームズ・ボンド像は
ロジャー・ムーアですっかり固まっております。
大体からして、ロジャー・ムーアって
スケベづら
ではないですか。
下心あります。
ありますあります!的な。
顔がスケベですから、もぉーう美女を見かけたら取り敢えず寝ちゃう。
あのグレイス・ジョーンズともベッドを共にしちゃう強者っぷり、
男としては見習わなければなりませぬ。
まぁ、ロジャー・ムーアは「いつも通り」の感じなのですが
他のキャラの立ち方が尋常ではありません。
ゾリン役のクリストファー・ウォーケン。
若い!
そしてかっちょいい!!
若い頃のウォーケン様は、かっこいいとか男前とか、そういうレベルではなく、
「美貌」。とkurosuiさんはおっしゃってましたが、まさにその通りでございますね。
本当に美しいですわ。
また「デッドゾーン」とか観て泣きたくなりました><。
後は、ほら、例のアノ人。
グレイス・ジョーンズ。
ゾリンの用心棒兼愛人。
そのいでたちからして完全に狂ってます。
髪型とかメイクとかファッションなどは、85年には早過ぎた.....いや今現在でも早過ぎる。
人類の1万光年先をいくトンがったスタイル。
多分宇宙人ですよ、あの人。
アクション・シーンも、今のボンド・シリーズみたいな、フレームがブレまくる派手なものではなく(このへんは時代の流れなんでしょうね)、安定したカメラワークでヒジョーに観やすいですね。歳とって動体視力が追いつかないアラフォー世代のおっさんにはこのぐらいが丁度いいです、はい。
消防車アクションとかラストの吊り橋アクションなんか鳥肌立っちまいました。
ロジャー・ムーア=すけべ
ダニエル・クレイグ=ストイック
な感じなのですが、その「すけべ」と「ストイック」の中間にあたるのがピアーズ・ブロスナンなんではないか、と僕は思うのですが......そういう意味では「世界を股にかけるスパイ」っぽい感じがして、僕は何気に好きだったりしてまして、でももう降板しちゃったので何とも言えないのですけどね。
でも時代のニーズに応えながら、柔軟に対応していく「ボンド」シリーズは
やはり世界中で愛される映画なのですね。今回続けて新旧ボンドを見比べて、ほんとにそう思いました。
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