「ベニーズ・ビデオ」
原題/BENNY'S VIDEO
監督・脚本/ミヒャエル・ハネケ
出演/アルノ・フリッシュ、アンゲラ・ヴィンクラー、ウルリッヒ・ミューエ、他。
さて今日は調子に乗りまして
ハネケたん第2弾!!
ベニーズ・ビデオでございます。
昨日、眼鏡を新調しようと思いまして、北大路にある、とある眼鏡屋さんでフレーム・レンズ込みで3,800円!という激安メガネを購入いたしまして その帰りにツタヤではないビデオ屋さんに寄りまして......
ファニーゲームにどハマりしてしまったもので、なにかハネケたんの映画を!と色々物色しておりましたら
「カフカの城」
「コード・アンノウン」
「71フラグメンツ」
「セブンス」なんとか。タイトル失念。
「タイム・オブ・ザ・ウルフ」(ってタイトルだったかな?)
「ベニーズ・ビデオ」
などなど初期のものがズラーリ、と。で、今回は内容的に一番ソソられたベニーズ・ビデオを借りてみましたよ。さてさて、一番ビックリしたのはファニーゲームのアイツが出ておるぢゃないですか!しかもまだ若い!ってか子供じゃん。「アイツ」の父親役でウルリッヒ・ミューエ......
えええ!?
もー、この配役の時点で恐ろしい(笑)。
で、この映画.......とにかく気持ち悪くて、恐ろしくて。
ちーっともファニーじゃございません。
不・愉・快・です!!
子供は子供で自分が何をやったのか、って事を全く理解できておらず
親は親で.......後半、その両親のとる行動、ってのがものすげーコワイ。
ここで、ハネケたん2本目の僕が気付いた事は......
映画の「温度」が異常に低い、という事。
つうか、うすら寒いんですよ、もう。
で、テッテー的に突き放してますやんか。北風ピュウウ〜、寒いんです。
これが、「氷の三部作」(でしたっけ?)と言われる由縁なのかどうかは分りませんが
本作は三部作のうちの2作目にあたるそうで
他の2作品はどのぐらいの
凍りっぷりなのか非常に楽しみでもあります。
特典で、ハネケたんのインタビューがありまして、ここで初めてハネケたんを見たのですが
むちゃくちゃにインテリなオジサマ♪
って感じでした。インタビューでは、かなり興味深い話をされておられまして
なんちゅうか、筋金入りの芸術家ここにアリ、って感じ。
ハネケたんと、バーで酒飲みながら映画の話とかしてみたい........きっとこっちから話すことなんて何も無いけれど、絶対に「ためになる」話は聞けそうな気がします。
おそろしい、寒い、気持ち悪い、不愉快。
いいところは1つもないけれど、何故か「無視」は出来ない。
それは、きっと人間の本質、に触れているからなのだ、と僕は思います。
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