今日は朝から調べ物で都内世田谷区八幡山の大宅壮一文庫へ。10時40分頃に到着したら、相変わらずのコロナ禍シフトか「当面は11時開館」だそうで、しばし待つことに。利用するのは久々だったし、事前に確認しときゃよかったな。とりあえず、松沢病院横の一本道で日向ぼっこ。
2時間ほどで調べもの終了。神田神保町の仕事先に直行する。最近はこの八幡山にもたまにしか来ないせいか、やってくるたびに感傷的な気分に浸ったりもする。私もこの一本道を歩いて通い出した頃から、もう30も歳をとってしまったんだ……。
八幡山で昼飯を食い損ねたので、神保町まで戻ってきたところで蕎麦。割と近くで名前のよしみがあっても普段はあまり入ることのない「いわもとQ」。
かき揚げ丼セットを注文したら、厨房の店員が間違えて丼と麺の双方にかき揚げを乗っけてしまい「こちらも召し上がりますか?」と恐る恐る聞いてきた。しかしもちろん、私はこの齢になっても基本的に出された料理は残さず平らげる主義♪(^〜^)b
とはいえやたら揚げ物ばかり食ってるのはよくないよなあ……と思いながらがっつく頃には「10年」まで残り40分ほどになっていた。この後、職場で黙祷することになるかな……。
……と思っていたら、出社するなり早速ゲラの作業やら何やらが押し寄せてきて、そちらに追われるまま14時46分はうっかり気づかずスルー。何ともあっけないことだ。
まあでも、10年前のこの瞬間は鬱病で引きこもってた自宅で寝床にくるまりながら迎えてたんだからね。そこからどうにかこうにか立ち直ってきたことも含めて、今ではこうして生きていられるわけだし、せめてそれだけでも良しとせねばと。
以上、そんな「10年」の節目の、人生の一日でした。

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