2009/8/27

働かざる者 食うべからず  知識

 今私が枕元に置いているのは、宮本 常一著「忘れられた日本人」(岩波書店 1984年)という本です。初版は1960年ですから50年以上前のものとなります。明治から昭和にかけての庶民の暮らしを描写したものですが、ほとんどが忘れ去られたような山村の話ですから、面白いことこの上ありません。

 例えば山の中の道は、秋の落ち葉、冬の雪によって簡単に消されてしまう、そのため道を行き来する職業、馬方や牛追いたちは常に歌を歌いながら歩いていました。先に行った者の歌を頼りにそちらに向かって歩き続け、あるいは道に迷った仲間がどちらの山に入り込んだかも、その歌によって知ることができます。

 南部牛追歌だとか馬子唄というのはおそらくそうしたところから生まれたもので、だから他の職業に比べて多様な、朗々とした曲が残ったのかもしれません。

 また、「働くもの食うべからず」といいますが、昔の農民は雨などによって農作業ができないと本当に一食抜いた、などという労働に対する厳しい話もあります。

 まだまだ面白い話がありそうなのですが、寝る直前の3分間読書ですので、さっぱり進みません。

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