2016/7/28

「ポケモンGO!」1〜ピカチュウは我々田舎人に何をもたらすか  政治・社会・文化


「ポケモンGO」
――配信開始から1週間がたとうとしていますが、相変わらず「困った」「困った」で建設的な意見が出てきません。例えば広島市が祈念公園や原爆資料館をポケストップやジムから外せというのは分かるような気もしますが、最高裁までもが全国の裁判所も外せというのは理解できません。
 確かに最高裁は国権の最高機関のひとつであり、私も中に入ったことがありますが“権威”というのはこういうものなのかと感心するほど豪華で、ある意味“空虚”な空間でした。そんなところにポケモンがひょこひょこ出てきては困ります。それは分かります。しかし高裁や地裁は違うでしょう。厳かな場所で大切にしなくてはなりませんが、
「裁判所のところにポケモン、たくさんいたよ」
「裁判所ってどこよ」
「え? 裁判所どこか知らんの?」
といった会話から始まって司法が身近になるのは悪いことではないように思うのです。自分の街に裁判所があるかどうかまったく知らない人も多いのです。
 今後もあちこちから指定を解除してほしいという話が持ち上がってくると思いますが単なる流行です。何十年も続くものではありませんからよくよく考えた上で対応していただきたいものです。

 さて先週の土曜日、休日は更新しないという原則を破って「『ポケモンGO』〜ピカチュウは医療費問題と引きこもりを救う(かもしれない)」という記事を書きました。このゲームのおかげで人々は健康になり、不登校・ひきこもりも減るのかもしれないというものです。早く書いておかないと同じ内容を他の人が発表してしまうのではないかと急いだのです。
 案の定、翌日曜日の夕方、NHK「これでわかった!“世界のいま”」では「ポケモンGO」の数少ない長所として、みんなが歩くようになって健康になるのかもしれないという話と、アメリカで不登校が減ったという話題をやっていました。前もって書いておいたおかげでパクリだと疑われずに済みます(それがどれほど大事なのかという問題は別として)。
 その後ネット上に「アメリカのミシェル・オバマ大統領夫人が5年間悪戦苦闘した子どもの肥満問題を、ポケモンGOが5日で解決してしまった」といった話題が出たり、「ポケノミー」「ポケモミックス」(「ポケモンGO」による経済効果、景気浮上といった意味)といいった言葉も見られるようになってきました。
「困った」「困った」というだけでなく、ブームをどう利用するか前向きに考えようという空気も、徐々ではありますが出てきたのかもしれません。

 ところで、前述の「これでわかった!“世界のいま”」では健康問題と不登校問題以外に、地方経済が潤うという話も出てきました。私にはなかった視点です。
 ただし例として出てきたのは韓国の東北部にある束草(ソクチョ)という小さな町で、「ポケモンGO」が配信されない韓国なのになぜかそこでは可能なことがわかり、観光客が殺到しているというのです。韓国は安全保障上の理由から正確な地図を公開できず、そのために「ポケモンGO」の配信の予定がないのです。
 けれどソウルはともかくプサン辺りだったらソクチョよりも日本に渡った方がはるかに早く、もしかしたら同じく安全保障上の理由から正確な地図を出せない中国とともに、「ポケモンGOをするためだけに訪れる観光客が爆発的に増加する可能性もあります。旅行会社などはもう本格的にツアーの企画を始めているのかもしれません。下火になったという爆買いに代わる新たな流れになるかもしれません。ちょっと楽しみですね。

 けれどそれで潤うのは大都市だけで、私の住んでいるような田舎町ではそうはいきません。
私の家など徒歩3分で広大な野菜畑に出てしまいポケモンなんかめったにいません。出るのはタヌキやキツネ、運が悪ければクマと出会うだけです(しかもリアルモード。モンスターボールは使えない)。では私たち田舎人には「ポケモンGO」から利益を得る方法はないのか。

 そこで私は考えました。「真田 de GO!」の試みです。
                                                                         (この稿、続く)

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