2007/5/8

はきものをそろえると  教育・学校・教師


 昔、中学校の部活の生徒を引き連れて大きな大会に出かけたところ、開会式の祝辞でいきなり「今日、優勝するチームはすでに決まっている」と言われて愕然としたことがあります。
「・・・下足置き場に行ってみれば分かります。強いチーム順に靴がそろっている」
 私は素直な性質ですので開会式の終了とともに下足置き場に行って見ましたが、実際、一番強いと思われた学校の下足は、定規でそろえたみたいにきちんと並べられていました。それに対して私のチームの惨めだったこと・・・。結局、向こうは「予定通り」優勝。私のところは一回戦敗退でした。

 当時、そのチームが跳び抜けて強いということは周知でしたから「優勝チームは決まっている」という祝辞もハッタリだと思っていたのですが、それ以来なんとなく下足箱に目が行くようになり、そういう目で見ていると確かに靴をそろえられるチームやグループ、クラスは底力が違っています。履物のそろっているグループは、心の基盤がそろっているのです。
 それはそうでしょう。30人なら30人の靴が全部そろうということは、日々相当に気を使って意図的にやらないと達成できないことです。30人全員がその気にならないと不可能なのです。
 そこで私は部活でもクラスでもはきものをそろえることに熱中するのですが、やってみると100%達成ということは本当に難しい、99%できていても誰かが必ず忘れるのです。私は相当カリカリして、怒鳴ってばかりいました。ところが、100%達成の方法は、意外に簡単なところにあったのです。

 長野市の円福寺の住職、藤本幸邦さんは福祉の方面でも有名な方ですが、次のような詩を書いておられます。
   はきものをそろえると 心もそろう  心がそろうと はきものもそろう
   ぬぐときに そろえておくと はくときに 心がみだれない
   だれかがみだしておいたら だまって そろえておいてあげよう
   そうすればきっと世界中の人も心もそろうでしょう


 100%達成のカギは「だれかがみだしておいたら だまって そろえておいてあげよう」です。大切なのは「そろえること」ではなく「黙ってそろえておいてあげよう」の方だったのかもしれません。
 
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2012/3/23  6:23

投稿者:SuperT

花城様 はじめまして。

ずいぶん古いところにコメントをつけていただきました。検索から入ら
れたのでしょうか。

今、いま読み返してみるとほんとうに練れていない文章でガッカリしま
す。でも、いまさら仕方ないですね。

それにしても言い足りない感じがあったので調べましたら、
2007/5/8の翌日(5月9日)にも、この続きを書いています。さらにそ
れでも足りないと思ったようで一カ月以上たった2007/6/15にも「はきも
のをそろえるとB」を書いています。

その後、学校を移った関係で2010/4/27に「靴を揃えること@」と、同じ
ことを書き始めたのですが、その後忘れてしまったみたいで続きがあり
ません。

何か本当にいい加減みたいですね。ハハ。

またよろしくお願いします。


2012/3/23  0:53

投稿者:花城 睦

私の口癖は「やりなさい」の命令口調でした。
翌朝より家族の靴を揃え、私の“これから“を今一度、考え直したいと思います。

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