石で囲まれた領域で欠け眼を除いた空間をフトコロといいます。
石が活きるためには最低3モク以上の大きさのフトコロが必要です。
下図Aはフトコロが2モクしかないので2眼作ることができません。このまま死んでいます。
フトコロの大きさが3モク以上あっても相手に侵略されると2眼できないこともあります。2眼を妨害するために眼形の急所に打ち込んできた石のことをナカテといい漢字では點と書きます。
フトコロの大きさが下図Pのように8モク以上になれば相手が侵略してきても死ぬことはありませんからフトコロを広げるように努めることが戦闘のこつです。
なお、フトコロが広そうに見えても欠け眼のように欠陥がある場合は埋めなければならなくなるのでフトコロが狭くなってしまうことがあるので注意してください。
フトコロ2モク:A
絶対に2眼できません。
フトコロ3モク:B〜C
白からナカテを打たれると2眼できません。
フトコロ4モク:D〜H
Dは隅のマガリ4モクで外ダメが1つ以下だと白からナカテを打たれると劫になります。
Eはマガリ4モクで白が侵略してきても2眼できます。
Fは花4で白からナカテを打たれると2眼できません。
Gは板4で白が侵略してきても2眼できます。
Hは箱4で2手連打しなければ2眼できません。
フトコロ5モク:I〜J
白からナカテを打たれると2眼できません。
なお、1列に並んだ板5モクとマガリ5モクは白が2手連打しても2眼できます。
フトコロ6モク:K~M
Kは隅の板6で白からナカテを打たれると2眼できません。
Lは辺の板6で白が侵略してきても2眼できます。
Mは花6で白からナカテを打たれると2眼できません。
フトコロ7モク:N~O
Nは花7で白が侵略してきてもセキで活きることができます。
Oは隅の7モクで隅の特殊性で白からナカテされると劫になってしまいます。
次回はナカテについて練習する予定です。