数十年ほど前になりますが某証券会社が新橋駅前のビルに碁会所を設け、お客の相手をしてくれる条件で塾囲碁部の部員および出身者に無料で使わせてくれることになりました。そしてその碁会所のお客に対する初心者教室を開き塾囲碁部員が講師を務めることになりました。
囲碁教室といえば大碁盤を使っての説明がお約束だが大碁盤にテーマ図をその都度並べるのに講習の時間を大幅に費やしてしまうのが常でした。
そこで教室の開場前に大碁盤に複数の問題を並べておけば講習が始まってから問題を並べる必要がないだろうと大碁盤に複数の問題を作ってみました。
初心者で頭を悩ますのは眼と欠け眼の区別だ。ひと目で眼と欠け眼が区別できるようにするには反復学習に限ると思っています。そこで欠け眼の急所を反復学習するための欠け眼オンパレードの大碁盤用教材を作成してみました。
1.黒先で白Aの一団を殺してください。
2.黒先で白Bの一団を殺してください。
3.黒先で白Cの一団を殺してください。
4.黒先で白Dの一団を殺してください。
5.黒先で白Eの一団を殺してください。
6.黒先で白Fの一団を殺してください。
7.黒先で白Gの一団を殺してください。
8.黒先で白■の一団はどうなりますか?
9.黒先で白▲の一団はどうなりますか?
10.黒先で右上隅の白を殺してください。
このように大碁盤に10問作成することができるので講習中に大碁盤に問題を並べる手間が省けて好評を得ました。
私の作成物ですから宜しければご自由にお使いください。