昨夕TBSの
Nスタで低身長症治療の最前線という番組を見て驚いた。
そんな病気があったんだ!!珍しい病気ではなく子ども100人の中2〜3人は予備軍だという。
原因が成長ホルモン不足による場合は糖尿病患者のインシュリン注射のように成長ホルモンを毎日注射することによって改善されるという。
吾輩の子供の頃にこのような病気があるということがわかっていたら吾輩はイジメに遭わないですんだろう。
吾輩の子供の頃は身体の欠陥をあげつらってからかってイジメるのが常識だった。身長が人並外れて小さい吾輩は、名前を呼ばずチビ、赤ん坊、オムツ、モク拾いなどと呼ばれたものだった。モク拾いとはタバコの吸殻を拾って生活する浮浪者のことだ。当時はタバコが貴重品でタバコの吸殻を拾って中身を取り出し巻きなおして売る商売があった。モク拾いという呼称は言葉狩りが横行する現代では差別用語として扱われるだろう。
吾輩は自分の身長が低すぎるのが嫌で嫌でしかたがなかったが当時はどうすることもできなかった。当時は皆生きるのに一生懸命だったから自殺するという選択肢は思い浮かばなかった。生活にゆとりがある時代だったら吾輩は自殺していたと思う。
低身長症という病気が成長ホルモンの注射で治るとは医学の進歩は凄いと感じた。ただ治療費が非常に高額で薬代だけで100万円超えるのが難点だ。ただし小児慢性特定疾患と認定されれば補助が出るので治療費が軽減されるそうだ。
背が伸びないと悩む子どもの親は小児科医に相談するのが親の責任だと感じた。

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