ワゴン車横転「ハンドル操作誤った」
2011/08/22 01:20
神奈川県山北町向原の東名高速道路上り線で21日に10人乗りのワゴン車が横転した事故で、死亡した男児以外の9人が重軽傷を負ったことが、県警への取材で分かった。
事故は21日午前4時20分ごろに発生。県警高速隊によると、亡くなったのは運転していた静岡県清水町久米田の住職、長島利明さん(39)の三男で小学2年の秀法君(7)。事故現場から約900メートル先で見つかった。現場は片側3車線の左カーブで、ワゴン車はガードレールに衝突した後、横転したとみられる。長島さんは「ハンドル操作を誤った」と話しているという。
テレビニュースでこの報道を聞いて我輩が体験した事故を思い出して身の毛がよだった。
吾輩の憶測だがおそらく長島さんは危険を感じて吾輩と同様にハンドルをグイッと動かしたのだろう。
20数年前のことだ。吾輩は吾輩の友人達と友人のオートマ車で温泉旅行した。車は友人と吾輩とで2時間交代に運転した。帰路吾輩が運転していると助手席の友人が「危ないッ!」と叫んだ。助手席側の窓に大きなトラックが迫っている。吾輩は思わずトラックを避けるためにハンドルをグイッと切ってしまった。途端に車はバランスを失いハンドルを取られ蛇行運転をし横のトラックにぶつかり、跳ね飛ばされてガードレールにぶつかり、後続のトラックに追突されて押し潰されてしまった。助手席の友人は肋骨骨折、後部座席の友人は大腿骨複雑骨折、吾輩は鼻を骨折した。車はくしゃくしゃで見る影もない状態で生存者がいたのが不思議なくらいだったそうだ。
なぜハンドルを取られたのか。原因はパワーステアリングにある。パワステはハンドル操作が超軽い。ちょっと力を加えると大きく曲がってしまう。危険極まりない。
縦列駐車や車庫入れのときはパワステは軽々とハンドルを回すことができるから楽だ。しかし通常走行時に急ハンドルを必要とすることはあるのだろうか?ないっ!と断言したい。百歩譲って走行時に急ハンドルを必要とすることがあってもレアケースだ。レアケースのために危険極まりない設計にするのはいかがなものか。
走行速度が時速10q以上になったらパワステを無効にするとかパワステON/OFFスイッチを装備するように法律を制定して欲しい。
asahi.com(朝日新聞社):東名高速でワゴン車が横転 7歳男児死亡 - 社会

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