眼鏡と全く関係ないことですが、僕の趣味は音楽です。
といってもバンドなどをやってたのは高校の時までで、今は楽器
を弾くのは、友人の結婚式の時にウクレレや三線を余興でやる
くらい。CDを聴くのが専門のような状態です。
それでもたまにプロのミュージシャンを呼んで出雲でライヴを
企画したりします。先日の25日も、山口洋というミュージシャン
のライヴを企画しました。
山口洋 公式HP http://www.five-d.co.jp/heatwave/
山口洋という人は、誰でもが知っているという人ではないですが
HEATWAVE(ヒートウェイヴ)というロックバンドのヴォーカルで、
Mr.チルドレンの桜井さんの別プロジェクトBANK BANDのアルバムで
曲がカバーされたり、THE BOOMが彼の曲をライヴで演奏したりと
ミュージシャンが認めるミュージシャンなんです。
彼の音楽が好きで、今までに何度も出雲に来てもらっています。
今回のライヴは平日ど真ん中の木曜日、色々と不安はあったのです
が、結果的には大成功!!!
素晴らしい演奏、歌を聴かせてくれました。
素晴らしいライヴって、音楽って最高だとあらためて感じた夜でした。
山口さんと話した時、眼鏡業界と音楽業界の話になりました。
音楽業界は今冬の時代、売れ線のものを粗製乱売し、メガストアと
呼ばれる大手CDショップは輸入盤のCDを投売りのような値段で販売
し、良質な音楽を生み出すミュージシャンのCDは片隅に追いやられ
ています。音楽のインターネット配信も進み、CD販売数も落ち、
メガストア自体も経営が立ち行かなくなっている状態。
眼鏡は量販店で安価で粗雑な商品が消費され、真面目な眼鏡メーカー
や小売店の経営は圧迫されていく。そこで同じ土俵(価格)にあがるか、
違う道を選ぶか(価格は少々高くても良質で、真面目に作られた
ものを、お客さんに選択してもらうようにするか)を、小売店が
自らの方向性を、しっかりと選ばなければいけない時になっています。
山口さんは、今回ソロアルバムを通信販売とライヴ会場のみでの
販売にすることにしました。ライヴが良くなかったら、そのCDは
売れないでしょう。それなのに、そういう方法をとったということは
自分で自信のある作品だし、それを本当に欲しい人に直接届けたいと
いう思いが強かったのだと思います。
僕も本当に、お客様にかけてもらいたい品質の良い眼鏡を自信を
持ってお勧めできる、そんな眼鏡屋を目指しています。
たびたびこのブログにも登場しているコンセプトYやRIDOLは
素晴らしい意識のデザイナーさん、職人さんが作り上げた眼鏡です。
確かに安売り店で並んでいるものと比べると、高価かもしれませんが
実際に手に取り、お顔にかけてもらったら違いが明らかに分かります。
そんな眼鏡をこれからもオススメしていこうと思いますし、まだまだ
発展途上の店ですが、他にもそういう眼鏡を取りそろえて真面目に
やっていきたいと思っています。
長くなっちゃいましたし、小難しいことを書いてしまいましたが、
何が言いたかったかというと、こんなことです。
どの世界も大変です。だからこそ、真面目にやっていくことが一番
大切なことじゃないかな。

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