お客さま
いつも佐藤ファームの平飼いたまごをご利用いただきましてありがとうございます。
卵の取り扱いについて、重ねてのご案内です。
卵は生ものです。
ニワトリの卵は、そもそも3週間でヒヨコになるのがその主目的ですので、常温で簡単に腐るものではありません。
抗菌構造になっています。
(もちろん受精していなければヒヨコになりません。受精していないものはただの排卵された卵です。という話は今はちょっと横に置いておきます。)
当農場では、その抗菌構造維持に好ましくない「結露」を避けるため、常温で発送しております。
ですが。
その抗菌構造は時間の経過と共に弱くなってきます。
ですので。
生で召し上がっていただく期限を賞味期限としています。(期限後でも充分加熱すれば食べられるのは、万一卵の中で食中毒菌が増えていても充分な加熱で殺菌出来るからです。)
ところが。
卵が割れてしまうと、この抗菌構造が劇的に破壊される事になります。
ですから。
割れていたり(目に見えない小さいものを含めて)ヒビが入っていたりする卵は、悪い条件(高温高湿とか卵の周りが雑菌だらけとか)が重なると、あっという間に腐ってしまうような事があります。(悲しいです。)
そこで。
お買い求めになられた卵は、出来るだけ早くお召し上がりいただいて、保存する場合は冷蔵庫など10℃以下の場所にしてください。
さらに。
小さな割れなどないか?チェックしてください。もしあれば、すみやかに硬ゆで卵のようにしっかり火を通して(70℃1分以上)調理してください。
農場からお客様の食卓まで、出来るだけダイレクトに、出来るだけ割れないように届けてもらっていますが、やっぱりそれは割れ物ですので、お客さま自身で最終チェックをしていただきますよう重ねてお願いいたします。
農場は初霜が降り、山の紅葉も始まりました。
千葉の野鳥の死骸からも鳥インフルエンザウィルスが検出されました。
いよいよ冬に向かいます。
みなさまどうぞご自愛いただき健やかにお過ごしください。