ええとぉ・・そうだな今から20年ぐらい前だったと思う。
卵の黄身の色を濃くするために、赤色2号という食品添加物が市販の餌には混ぜられていた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9
広く使われていてほとんどの配合飼料に入っていた。
それが。「発がん性の疑いがある」というアメリカの食品衛生局の発表があってから、一斉に使われなくなった。
風評を恐れたんだろうな。すごいスピードで使われなくなった。
それでその代わりに登場したのが「パプリカ粉末」。
その後さらに安価な「パプリカ抽出物」になって現在に至っている。
あまりにも、せ〜の!で切り替わったから驚いたんだけど
「どうも着色するという発想から離れられないらしい。」
って気付いたら、ちょっとおかしかった。
もっともそれも無理のない話で。
卵は家庭だけではなくお菓子や加工食品の食品工業の世界でもかなり消費される。
大きな工場で使われる何十トン、何百トンの卵の黄身の色が、安定して同じ色じゃないと製品を作りにくい。
だからね。ケージ飼いで着色料なのよ。
「え?!何?!じゃうちで食べてる卵って工業用卵って事?!
そんなのなんかヤダなぁ・・
工業用ならケージ飼いでもわかるけど・・
家庭用・食卓用・うちの家族で食べるのはそういうやつじゃないのがいいなぁ〜」
って、多くの人に思ってもらえるようになれば
日本の農業も変わっていけるんですけどね。