森の散歩の事を書いたので、ついでに河原の事も書いてみる。
森を抜けると尾白川だから河原の散歩もよく行く。うんほぼ毎日。
尾白川は山の川で、平野を流れるゆったりとした流れではない。
山に黒い雲がかかってあっという間に増水する、なんてこともある。
まわりも花崗岩で崩れやすい。
だからかな?
特に春先、いろんな動物が溺れて死んでいる。
イノシシ、サル、シカ、ウサギ、キツネ、タヌキ、アナグマ、ハクビシン、イタチとかとかとか。
やっぱり子供が多い。
大きな山の豊かな森だけど、当たり前に、自然は厳しい。
その死骸を拾ってきては、土に埋め、骨格を収集している女子中学生がいて。
それを夏休みの自由研究の課題にする。
「骨を手に入れるなら地元の猟師さんからでも買えばいいじゃない。」
中学校の理科の先生に言われて
「河原を歩いて自分で集めるから意味あるんじゃん!」
そうとう頭にきたみたいWWW
先生も先生だよな。
せっかくこんな僻地手当が出るような村に赴任してきたんだから、一度ぐらい地元の河原の自然観察・散歩ぐらいすればいいのにね。
もったいない。
山があって森があって川があって。
昔の集落の端の、ケモノたちの世界との接触面・境界面に鶏小屋があって。
そこで農業を営みながらいろんな事を考える。
いろんな事を手がかりにいろんな事を考える。
(写真は尾白川のタヌキの骨格標本です。)
