卵を送っているお客さまにフリーのパティシエさんがいる。
お店を持たず、自分の厨房で作ったケーキやクッキーをカフェやイベントに届けている。
その人のネットのページを見ていたら
「クリスマスケーキ承りません。」
なんて書いてあった。
ふふふ・・・
特に理由は書いてないけど、何となくわかった。
一人でやってるのは知ってるし
材料も旬とか素性のわかるものとかこだわってるし(だから卵は高くてもうちの)
何より、いちいち手がこんだ仕事をする。
要はうちの農場と同じ。
ケージ養鶏と平飼い養鶏との違いと同じ。
だから、理由は書いてなくても、そこんちはクリスマスケーキ、やれないのはわかる。
もし、やったとしたら
その日に受け取れるのは一人か二人。
ケーキを作り置きする人じゃないからね。
結局、ほとんどのお客さんがことわられることになってしまう。
ご本人が、その状態を「偉そうにしている。」と思うんじゃないかな。
だから最初から、出来ませんて・・・
多分、そんなところだと思うよ。
そういうシャイな人なんじゃないかな。
冬至を前にして、農場のまわりはどんどん静かになっていく。
枯葉もすっかり落ち、ケモノたちの動きも鈍くなっている。
都会のクリスマスの盛り上がりとは、まったく逆。
都会の大学で過ごした時も、クリスマスの「ノリ」に、ついに乗れなかった。
バイト帰り、終電間近、渋谷の繁華街、クリスマスパーティーの安っぽいキラキラ三角帽子をかぶり、酔っ払って大騒ぎしてるサラリーマンの横を、通り抜けた。
ふふふ・・・
だからここでこういう暮らしをしているんだろうけど。
少しはそういうノリに乗っておいた方がよかったのかなぁ?
みなさんメリークリスマス
写真は、この季節はやっぱこれ!神奈川・逗子のBakeromiさんのアップルパイ
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Bakeromiお手伝いはフォトグラファーの小禄慎一郎さん インスタグラムにうちの卵も登場してます!
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