たまごのお話会・たまごカフェで
「では始めます。」
ってお客様の前で始めると、ペンとメモ用紙を広げて準備をされている方がいらっしゃる。
うう〜っ・・・・
いやすっごいありがたいし、光栄なんですけど・・・・
すみません、そんな立派なお役に立てるような話は・・・多分・・・しないです。(汗)
きっと告知の仕方が悪いんだな。
このごろはちょっとしたスペースやカフェで小さなカルチャースクールみたいなイベント多いみたいだしな。
養鶏場のおっちゃんがにわとりやたまごの話をするんですが、しょうーもない話メインですので・・・お役立ち情報、ないです。
そうだ、だったら、このブログで検索してみてください。
例えば「アレルギー」とか「黄身の色」とか「ヒヨコ」とか。
このブログの左下ブログ内検索機能のブログ内検索にチェックを入れて使ってみてください。
もう500本以上書いていますので、これだったら、何か使える事が書いてあるかもしれません。
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出かけて行って、たまごカフェっていう「ライブ」でお客様に実際に会って、生でお話ししたい事は、「お役立ち情報」じゃないんだよな。
お客様が、その手の情報を必要とするならば、食品や畜産やその他何かのサイトに載っているだろうし、そんなネット情報で、まあ大体合ってるっしょ。
俺が、この養鶏場のおっちゃんが、やんなきゃならない事は、来てくださる方の肌感覚に訴える事だ。
肌感覚にうったえる?
そう、肌感覚。でなきゃ、身体感覚。
学生時代から、やってきた事は、あちこちの畑に出て、働く事だ。
群馬でも長野でも奄美でもアメリカでもメキシコでも「身体」を使って野良仕事をすることが理解の手段であり、体がセンサーだった。
身体の疲れとか筋肉痛とか寒い暑いが理解の手段だった。
妙な言い方だけど、筋肉痛を共通の言語として、カリフォルニアに密入国してくるメキシコ人労働者やメキシコのめちゃくちゃ田舎のおっちゃんや菅平のレタスおやじや嬬恋のキャベツおやじや奄美のサトウキビおやじの感性に触れた。
痛い、辛い、、臭い、そうやって追い詰められた時、心が気持ちが精神がどうなるか?
気持ち悪い、めんどくさい、何かに威圧的になりたい、媚を売ってでも身を守りたい、とかとかとかね。
どのぐらい疲れるとどのぐらい腹が減ってどのぐらい飲みたくなるか?
どのぐらいの食糧が必要で、寝たり起きたり暮らすのにどのぐらいエネルギーが必要なのか、とかとかとかね。
畑で働いて身の丈を知る。
日本に戻って自分で始めて、農事組合法人作って村おこしをしようとして、現場から少し離れた時は肥満に襲われた。今より20キロ以上は確実にあった。
それはそれで身体感覚。理解の手がかりだった。
まぁね〜そのへんをね〜お話で伝えられんかな〜と思うんだよね。
歌ったり踊ったり出来んからな〜。
農場で起こるしょーもないどうでもいい些細な事なんだけど。
その中にある身体感覚。それから起こる感情とその普遍性。
俺が辛けりゃあんたも辛い。
どういう言葉なら届くんだろか?どうやったら伝わるんだろか?
お役立ち情報はネットにある。
大都会にいて、失いたくない自分の身体感覚を確かめたいのなら・・・たまごカフェにお越しください。
(でもって寒い日は日向ぼっこ。だよね。)
