雑誌って結構好きだ。
綺麗だしかわいいし。
何より、いかに手にとってもらうか、買ってもらうか、読み続けてもらうか、っていう作り手の必死の工夫がストレートに伝わってくるのが好きだ。
実はこれってたまごに似ていると俺は思っている。
たまご売り場でどうやって手にとってもらうか、選んでもらうか、買ってもらうかっていう。
情報と食品。
ずいぶん違うけど、似てないかな?
「カフェマグ」と「サヴィ」。
月刊誌。甲府あたりの本屋さんで売ってるから、売れているんだと思う。
たまたまなんだけど、その5月号(現在発売中)にうちのたまごが載っている。
おぉぉぉ〜。
どちらもうちのたまごを使っていただいているお客様の記事なんだけどね。
うちの名前のついた「佐藤ファームのたまごプリン」だったり、目玉焼きやキッシュになったうちのたまごだったりの写真がしっかり出てる。
おぉぉぉ〜。
ありがたいことです。みなさん、ぜひお近くの本屋さんでご覧になってください。
(カフェマグはP46 サヴィはP67 です。)
少し前に、やっぱり好きだった隔月刊誌「「旬」がまるごと」っていう雑誌が休刊になってしまった。
食材をテーマにした雑誌で、切れ味があっておもしろかったんだけどなぁ・・・
休刊を知って残念がっていたところへ、近所の友人、チョい悪オヤジのJさんがちょうどやって来たのでその話をした。
Jさんは元々編集者で日経マネーとかトレンディーとかウーマンの副編集長をやっていてその後いくつか編集長をやってフリーになった人。
「いい雑誌が売れるとは限らないからねぇ・・・。」
そこがまた俺が雑誌にひかれるところなんだろうな。
売れなきゃダメだし、毒がなきゃ意味がない。
世間と折り合いをつけながら毒を吐く。
いつもぎりぎりの選択をしながら世の中と向き合う。
編集者とお百姓。
全然違うんだけどね。
生産物に想いやメッセージを込めて生産し、それをさらに想いを込めてお客様に届けていると、それが「表現」に近づいてくる。
そこまで行けると、似たジャンルになってくる。
そんな屁理屈まあいいや。まずはご覧になってください。春の華やかな雑誌です。