もうなくなってしまったけれど、横浜・本牧の方に小さな自然食品店があった。
ずっとタマゴを売ってもらって、お世話になった。
基本に忠実、原則を曲げない、反農薬八百屋で、自ら「説教八百屋」なんて名乗った。
たしかにお客さんに「トマトに触るんじゃない。」とかやってたらしい。
荷物を届ける宅配便のにーちゃんも「そんな持ち方したら、タマゴ割れちゃうだろ!」てしかられてた。
駅から遠いし、商店街みたいなんでもないし、
そのスタイルが時代遅れになったのか?
結局お店をたたまれた。
説教たれるだけあって、食べ物の安全性にはやたら詳しかったし、自分で扱うものには厳しかった。
もっと流行って欲しかったけど、そういうことで知的冒険をする社会ではなくなってしまったみたい。
男っぽい人で、「俺、八百屋始める前、デカい港のコンテナトレーラー運ぶ、運ちゃんだったんだよ。」
って店を訪ねた時、教えてくれた。
ニワトリなんて飼ってるとなかなか出歩けないから、取引先ともゆっくり話す機会なんてないんだけど、もっと話が聞きたかったな。
・・・・・・・・・
「うちに出してた分、売り先ないと困るだろ。」
店やめた後も男気を見せてくれて、
「連絡してみな。」
っておしえてくれたのが、三浦半島の野菜農家だった。
各地のマルシェとかで自分とこでとれる野菜を売っている農場で、直売所的な八百屋を都内にオープンするところだった。
話をさせていただいて、それから、タマゴをお届けするようになった。
で、今度は田園都市線 藤が丘駅。
いまのところ毎日オープン定休日なし、午前10時から午後8時まで。
改札を出て左側、15メートルです。
にんじん、スイカ、かぼちゃ、メロンなどのフレッシュジュースが楽しめるジュースバーが店内にあるそうですよ!
お立ち寄りください。
「山森農園のやおや」
横浜市青葉区藤が丘2−5−22
tel 045-976-0141