もうね、こういうのはどんどん報道されなくなっちゃうけど、国内農場での鳥インフルエンザ発生が続いている。
殺処分のスピードもあがっていて、夜通し作業して朝にはもう終わっていたりする。
そこに居合わせる農場の主は、いったいどんな気持ちなんだろう。
今回は最初の発生の時に、あちこち多発するような感じがしていたけど、やっぱり多発してしまった。
渡り鳥の北の営巣地で鳥インフルエンザが増えているのではないか?という話は伝わっていたからね。
だから日本全国どこでも、野鳥から家禽が感染する可能性は等しくある。
かつて発生を経験し防疫の意識が高い産地で、最新式の鶏舎で、厳重に消毒作業をしても、発生する。
ウィルスによる感染症を防ぐことが、いかに難しいか、ということだと思う。
宮崎での発生が多い。
これを「宮崎での流行が止まらない。」と捉えていいものかどうか?各農場は消毒で遮断されているはずだ。
地域内の横の感染なのかどうか?発生地という点がたまたま宮崎に集中しているのか?
この件についての研究チームが発足した。
ヒトインフルエンザ。
一昨年、海外で流行が始まった新型インフルエンザ。
空港での防疫作業も空しく、国内での発生が続き、ついに流行になった。
その流行が一年かかって去年のこの時期、この山村にやってきた。
小学校では、手洗いうがい!アルコール消毒!マスク!給食は向かい合わせで座らない!いろいろがんばったけどついに流行しちゃったね。
2年生は学年34名。
それが同時にかかった。二人いた担任の先生も同時にかかって、ふふふ、仲がいいクラスだもんね。
何やってるときの、誰のくしゃみだったのかなぁ?なんて想像するとおかしいや。
先生はあわてて校医さんの診療所に駆け込んだんだって。
今年はどうかな。
中学校でちょっと流行ったみたいだけど、小学校はまだがんばってるみたいだね。
うちのような平飼いの開放鶏舎では、いつまで、どこまでやればいいのかわからない石灰散布と補修作業を延々やっている。
いいかげん、もう前向きの作業をしなければ、まもなく2月のヒヨコもやって来る。
覚悟を決めながら、ウィルスという「自然」とつきあう。