前々回、ゆで卵のカラのむきにくさについて書きました。
けっこう盛り上がりました。
使っていただいているお店の方からもコメントをいただきました。
「プロでもやっぱ使いづらいんだなぁ・・・」
他にも平飼いたまごの特徴として、黄身と白身の混ざらなさ、なんてのもあります。
料理番組なんかだと玉子焼きを作る際「黄身と白身はさくっと混ぜて(あまりかき混ぜない)」なんていいますが、平飼いたまごだとしっかり混ぜてちょうどいいぐらいです。
カラの硬さ・厚さも特徴だと思います。
たまごかけごはんにするときなんか、コンコンパカッじゃないですもんね。
ゴンゴンバカッ!
あきらかに違うと言って差し支えないと思います。
じゃ何でこんなに違うんでしょう?
これ・・・わかんないですね。
養鶏の教科書的なものをあれこれ見てみても書いてありません。
きわめて流通量が少ない平飼いたまごの物理性とその理由なんて・・・まあ誰も研究対象にしないからでしょうね。
だからこれは現場の直感で語っちゃっていいんでしょう。
「そりょそうでしょ。」って。
http://air.ap.teacup.com/satofarm/4.html
http://air.ap.teacup.com/satofarm/64.html
産卵期間中のエサはカルシウム分がたくさんになるようなエサの配合にします。
育成期間中のエサとは格段に多くします。
メンドリの体の中でタマゴを作るのにカルシウムがたくさん必要だからです。
カルシウムは消化され血液に乗り、体をめぐり、骨や肉の細胞とやりとりして、たまごを作っていきます。
そのとき、体の細胞がどんな状態でどんな刺激をうけているのか。
飛んだり跳ねたりの刺激が、どう影響するのか、はヒトのそれと同じではないのかな?と鶏飼いのオヤジは思うのであります。
長期入院中の患者さんや宇宙ステーションの宇宙飛行士にとって、運動できないことが、切実な問題になるのと同じ理屈なのではないのかな?と思うのであります。
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こうやってタマゴを握りつぶすのはなかなか出来ない。案外頑丈。