こんな季節、夕方、犬の散歩をしていると虹を見ることが多い。
入りくんだ山の麓だから、雲がわき、日が差し、虹になる。
何回見てもいい気分で、
「明日はきっといいことがある。」
なんて、毎回毎回思うけど、まぁ、別に何もない、フツーの明日だろう。
にわとりと光。
養鶏の教科書を開いてみると、やっぱり生産についてのことが書いてある。
日照時間や明暗条件が生産を左右する。
日が長くなる季節にはよく産んで、短くなる季節は産まなくなる。
産卵に関係するホルモンの分泌が光に支配されている。
だから安定した産卵を得るために電照してコントロールする。
このごろ主流になってきたウィンドレス鶏舎(窓なし鶏舎)では、それが完全に管理できる。
だから、その日の「朝取りたまご」をスーパーに納品するために、深夜から照明を始めて早い時間にたまごを産ませて日付をつける。
性成熟も成長する間の光の量と関係するのでこれもコントロールする。
何ルクスで何時間、データは全部揃っている。
だから。ウィンドレス鶏舎では、採卵鶏はカタログどおりの性能を発揮する、と言ってさしつかえない。
ふぅ。
生き物としてのにわとりの目はどうだろう?
遠くの木の上にいるお猿には警戒の声を出す。トビが上空にいればじっとしている。
キツネかうちの犬かは、少々暗くても見分けがつく。
なかなか視力はいい。
色は?
にわとりには紫外線がよく見えるらしい。
へぇ〜、じゃあの虹もちょっとずれて見えている?
それとも幅が広いのかな?七色?八色?もっと?
八ヶ岳に僕が大好きなブログを書く人がいる。オルガン職人のヨシクラさんだ。
家族を愛し、仕事を愛し、自然を愛し、機械を愛し、楽しいブログを書いている。
http://4b.yahoo.co.jp/contents/0805/document/page1/
何年か前、そのヨシクラさんが農場に立ち寄ってくれたことがある。
そのとき、うちの犬をさわりながら、おしゃべりをした。
「(生きていくためにいるものは)全部、ここ(身に回り)にあるから。」
って言っていた。
うん。そんなんだよなぁ。きっと、虹の彼方は、ぐるっと一回りして、ここのことなんだよな。
Somewhere over the rainbow. Way up high.....
(なんて事を書こうと思っていたら、今日ホントに虹がでた。画像じゃわかりにくいですが。明日はきっといいことが・・)