朝の管理作業を済ませてからのこのこと青山の青空市へ。
降りたことのない地下鉄の駅なんていっぱいあるけど、この「青山一丁目」も初めてだ。
246から赤坂御用地の反対側へ一筋入ったとこ。
あ、やってるやってる。
呼び込みをしながら通りをながめていると村じゃ見かけない車が走っていく。
雑誌でしか見たことがないイタ車、クラシックなアメ車、ポルシェのSUV。一番馬鹿馬鹿しかったのはやっぱりリムジンかな、新郎新婦が乗っていた。
お客さんが連れている犬たちも純血種が多い。
トイプー、ラブラドール、ブルドッグ。都会でボーダーコリーを飼うのは大変じゃないのかな?
会場にいるお客さんもスタッフも、さすがにみんなおしゃれだなぁ・・カッコイイや。
聞いてみるとグラフィックデザイナーだったり、雑誌の編集者だったり、カメラ持ってる人プロなんだろうなぁ。
そうこうしてると俳優の永島敏行さんがやって来た。
農業関係のテレビに出てたり、講演やったり、農産物流通の企画会社をやっていたり、農業振興のアシスタント役を買って出てくださっているというところか?
名刺を渡すと「あ、いや、今日ちょっと名刺もってなくて・・」とおっしゃる。でもいらないです、知ってますから(笑)。
ボサノバのBGMが気持ちよく流れる中、たまごを売ったり、たまごブック売ったり、にわとりの話をしたり、たまごの話をしたり、メキシコの話をしたり。
合間にお知り合いが若い料理人の方を連れてわざわざ来てくださった。
ありがたいなぁ・・。
そんでこの若い人が、一点の曇りもない笑顔で俺のたまごの説明を聞いてくれるんだ。
こんな笑顔にいつかなりたい!
終わり頃、スタッフとも話す余裕が出来てきて、話してみると、干物売っていたオジサン(失礼!)はどっかの漁協の人かと思ってたらこの企画をやっている会社の金融出身の副社長だったり、野菜売り込んでた若い人は大手町の全農ビルに勤める全農の中枢の流通研究部門の人だったり。
小さな青空市でかっこよさばかり目立つんだけど、おしゃれな場所でおしゃれにやって、消費のスタイルブックを作ろうってことかもしれません。
うちは量は出来ないからなぁ。何か出来るのかな?考えながら、また呼んでもらえたら出かけようっと。
翌朝、農場へ行ってみると隣の桑の木にお猿が鈴なりだった。
その下には落ちた桑の実を食べたイノシシの足跡がいっぱいだった。
しばらくすると軽トラに乗った猟師がそのイノシシを追っかけ回していた。
いつもの村だった。
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わざわざお越しいただきましたみなさん、ありがとうございました。
おかげさまでたまごも完売でした。
御礼申し上げます!