「けっこう色々なのねぇ・・。」
青山のマルシェ(青空市)でタマゴを売っていると、カゴに盛ったタマゴのカラの色を見てお客様がつぶやく。
そうですね。赤いカラのタマゴは特にそれがよくわかります。
若い頃はそうでもないですが、年を重ねると個性が出てきます。
ケージに入れ自然から隔離していると、病気や季節に左右されることなく色のばらつきも少ないですが、うちのように土間飼いですと、特に出ます。
少し前まで日本の赤玉鶏のシェアのほとんどを占めていたにわとりの品種が
「産卵後期のカラの色合いがやや劣る」
という理由から、他の品種にとってかわられたということがありました。
「まぁ、日本人てのは・・」
とヒナ屋さんが自嘲気味に言ってましたが、日本特有の現象だったようです。
繊細な日本人ならではの感性なのかもしれませんし、生き物や自然現象に対する想像力が劣化しているのかもしれません。