この前の日曜。
たまごを使っていただいているケータリング屋さんオンワナチュラルミールさん(
http://ameblo.jp/pb-onwa/)からお誘いを受けて青山で開かれている「マルシェ・ジャポン」でたまご売った。
国連大学前のちょっとした広場で、いろんなところからやって来たお店や農家が農産物や加工品を売る、ま、青空市ってやつ。
オンワさんの軒先を借りて農場の紹介がてらたまごを売らせていただいた。
各地で開かれている「マルシェ・ジャポン」の中でも青山はおしゃれな感じがするんだって。
なるほどなるほど。そんな場所であんまりおしゃれじゃないオヤジがたまごを売る。
場の空気を読みながら、たまごをカゴに盛り、選んで買っていただく。
しゃがんでたまごを箱から出していると、人の気配。
見るとスラッとした男性が立っている。こちらも立ち上がり話をする。
この若い人、銀座のレストランで働く料理人だそうで、近い将来独立をお考えなのだそうだ。
外食産業のたまご事情など聞いて、
「今はどちらのタマゴをお使いですか?」
訊ねると茨城・久慈のものだという。多分普通のケージ飼いのものだろう。
最後に価格の話になる。
やはり1個あたり15円以上の差はある。
そりゃケージ飼いのものとはそれぐらいの差はある。
その差をどう考えるか、なのだと思う。
いくらブランドのついたたまごでも、それは売っているたまごなのである。
うちのたまごはあちこちで売られているほど生産量がない。「売っていない」と言って差し支えないほど生産量が少ない。売っていないたまごだ。
だけど。だからこそ。誰かが選べば、その誰かのためのタマゴになる。
うちの農場はその誰かのための特別な農場になる。
「使ってみる?」
遠慮するその若い料理人にパックに詰めて渡す。
未来を信じ、夢を見る君にとって、特別なタマゴになれると思うよ。
そういう農場になれるように、これからもやっていくつもりだ。
---------------------------
今週21日の日曜日も青山国連大学前広場のマルシェで「オンワナチュラルミール」さんが出店します。
うちのタマゴも並べていただきます。
今回は私は行くことが出来ませんが、農場の紹介をしたパンフレット「黄色い豆本」をタマゴのそばに置いていただきます。どうぞ手にとってみてください。
また最初に作ったたまご本「あのぉ・・にわとりって毎日たまご産むんですか?」も数冊送っておきます。
数は少ないですが、ご希望の方はお店の人にその旨お伝えください。どちらも無料です。
お散歩の途中にでも、ぜひお立ち寄りください。