昨年の暮れ、或る方から突然の電話をいただいた。
電話の主は、名古屋で「源」というライブハウスを経営されている山下又一郎氏。
その内容をまとめてこのブログに書かなければと思っていたが、山下氏がご自身のホームページに丁寧な文章を書かれていたので、これをご紹介させていただくのが何よりだと思った。
電話を切ったあと、涙が止まらなかった。
氏のご提案が実現し、27日(日)、サラバ楽団としては初めての名古屋で、三上ゆうへいの追悼ライブを行ってきます。
以下は、山下氏の文章です。
源の過去のスケジュールを改めてみてみた。 7月21日(祝) あおやぎとしひろ&三上ゆうへい オープニングアクト 松浦秀人
今から8年前になる。 上記のライブを企画した。
三上ゆうへい氏は京都在住、あおやぎとしひろ氏は東京在住。 両氏は親交があり、対バン形式でライブがおこなわれた。
両氏とも名前が通っておらず、松浦さんに動員をお願いした経緯がある。
その三上ゆうへい氏が今年、5月1日に血液の癌で亡くなられた。 享年36歳の若さであった。
実は、小生、中日新聞に癌闘病中のミュージッシャン三上ゆうへい氏の記事が掲載されているのを松浦さんから聞き、闘病中の彼と連絡をとっていた。 病気が治ったら是非、源でライブを!とお願いし、二人で約束をしていた。
その後、気にはなっていたが、生前にはなかなか電話ができず、亡くなったのをネットで確認した次第である。
源のライブは残念ながら叶わず2003年のライブ1回のみとなった。
昨日、今年1年をぼんやり振り返っていたら「三上ゆうへい」氏の亡くなった事が思い出された。
何故か急に音源がないだろうかと思い(当時はCDを制作してみえなかった)いろいろネットで調べたらCDを制作してみえたのがわかり、彼がライブをしていた喫茶店から経由して最後に彼と演奏活動をしていた人に辿りついた。
その彼「鈴木こう」氏と昨夜、連絡がとれた。 そして、彼に追悼ライヴをしたい旨を伝えたら喜んで即座に快諾をいただいた。
多分来年の命日5.1もしくはその近辺でのライヴとなるであろう! 彼は、源に来た時は確か畳屋さんで働いていたような記憶がある。
そして音楽をやっていた。 当時は、決してギターもお世辞にもうまいとは言えなかった。
しかし、小生が源をやりはじめて現在12年目にはいっているが、不覚にも涙した数少ないartistのうちの一人である。
詩が素晴らしかった。 自分の気持ちを虫に例えた詩の数々。 心に突き刺さってきた記憶がある。
追悼ライブが出きる事が嬉しい。 三上ゆうへい氏の供養に少しでもなればと思う。(記 2011.12.16)
是非聴いていただきたい!!
「源」のホームページは
こちら。

0