昨日は、いつもお世話になっているギャラリー「パライソ」でパーティー。
大将の原田さんが中心になって作っている「フレンズミュージック」という雑誌の発刊祝い。
本来ならば昨年末に行われるはずであったが、雑誌の出版が遅れ、昨日までずれ込んだ。
余興で何か演奏してくれと原田さんに言われていた。
出演者4組、持ち時間30分ずつくらい。ほとんどこれがメインというくらいの時間配分だ。
僕はジョルジュ・ブラッサンスの唄を中心に演奏した。
日本ではあまり知られておらず、地味なものが多いブラッサンス作品を、全てフランス語でやるというのはちょっといかがなものかと、一抹の不安はあったのだが、とにかくまずは実験の精神で行こう。
実際、やってみるとかなりの好評を頂く。これはちょっと意外な発見。
最後は良く言えば和気あいあい、悪く言えばグチャグチャのセッションで幕を閉じる。
終演後、ある人に声をかけられる。
その人の関わっている店で唄ってみないかとのこと。
何でもその店はブルーグラス仲間の集う場であるらしい。
そこでシャンソン?
何だかよく分からないが
「いや、これは意味のあることなんです」
とのこと。
普通では考えられない取り合わせである。
しかし、昨日ああやって唄ってみたからこそ出てきた流れである。
まずは実験の精神。
お引き受けしますと答える。
とにかく、やってみよう。

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