正月三が日は獅子舞の仕事。
京都や姫路のお正月イベントで、獅子の「下半身」として働いた。
清掃の仕事で知り合った友人が、大道芸のようなことをやっていて、そのつながりである大将に紹介された。正月の仕事に人手が足りず、助っ人のようなかたちで頼まれたものだった。
とはいえ全くの未経験、獅子舞などテレビでしか見たことがない。しかし年の瀬は迫り、あれこれ言っている時間はない。
ドタバタの日々の中、二回の夜稽古を敢行。
「まあ、なんとかなるやろ」。
ニワカ獅子の誕生となった(ということにした)。
さぞかし無様な「下半身」であったことだろう(布をかぶっているので、本人には幸か不幸か何も見えない)。
そしてつい先日、昨年10月に頼まれていたレコーディングの仕事がようやく終わった。
11月に一度スタジオに入ったのだが、「合格」は出なかった。
その後、僕も録音スタッフも怒涛の日々へとなだれ込み、お互いなかなか予定が合わない。
ばかりか、そもそも練習の時間が取れず、アイデアもまとまらなかった。
何とも気が重いまま年が明けてしまったのだが、その仕事がようやく終わったのだ。
世間はもちろん正月休みも明け、今更「お正月気分」という訳にも行かないが、個人的には、これで何とか「年が越せた」という気持ちにようやくなれた。
そんな訳で、遅ればせながら自分の「新年」へとようやく泳ぎ出せた今日この頃。
改めまして、皆さん、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

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