宿泊は、札幌グランドホテル。札幌の老舗ホテルで、かつて北大スキー部の指導に訪れた秩父宮が「札幌市内にも本格的ホテルを作ってはどうか」と提言して昭和3年に開業したホテルである。内装にクラシックさが残っているかと期待したが、あまり雰囲気は感じられない。3棟建つホテルの一角に資料コーナーがあった。昔の調度品やホテルの歴史を展示しており、軽井沢の万平ホテルを思いだした。しかし、そのコーナーの中にインターネットがおいてあり、新旧の対比が面白い。この書き込みもここから。
部屋まで案内してくれたベルパーソン(女性)にホテルの稼動状況を尋ねたら、「きょうは韓国からの団体さんが150名ほど泊まっています」とのこと。北海道は韓国、台湾、中国からの団体ツアーの人気スポットとなっている。部屋の窓からはレンガ作りの北海道庁舎が見える。
翌朝は早朝5時過ぎに街に出る。北大構内まで歩いていった。構内をふらつき、中谷宇一郎の記念碑などをみてきた。革靴なので歩き過ぎてマメができそうになった。帰りは、北12条から市営地下鉄南北線に乗ってみた。前日購入しておいた土日だけ500円で売り出されている「どにちか」切符を自動改札機に通す。大通り駅で下車し、ホテルに戻った。
朝食会場は3箇所から選べる。バイキングではなく和食に行ってみた。数の子の松前漬けが美味しかったが、出てきたお茶がほんとうに番茶で不味い! いまどき公民館でもこんなお茶は出ない。と思っていたら、北海道はお茶葉がとれないので一般的に日本茶は美味しくないのだそうだ。
チェックアウト後、地下鉄東豊線大通り駅まで歩く。北海道新聞社−時計台−テレビ塔の脇から地下に降りた。月寒中央まで出かけてきた。

北海道庁(煉瓦造りの内部は資料館になっている)

札幌観光の定番/時計台

札幌市電

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