最近早朝の東京をときどき散歩する。1駅(or2駅)間を歩くと、普段は気づかないいろんなものに出くわす。きょうは、JR有楽町駅から新橋駅までを線路に沿って歩いてみた。

明治の終わりから大正時代にできた複々線分の高架橋は、橋脚間がアーチ状になったデザインで、今も一つ一つがテナントに貸し出されている。上は山手線&京浜東北線。

レンガのデザインは凝ったものだったことがうかがえる。ここは海だったところなので、地盤が弱い。旧丸ビル同様、基礎には松杭が打ってあるという。

近づいて見ると、関東大震災、東京大空襲、東日本大震災、それに何といっても地盤沈下によるレンガの歪みが目立つ。車が衝突したときのJR東京施設指令の電話番号は消えかかっていた。大丈夫だろうか。

2011年の東日本大震災以後、耐震化工事が行われているが、テナントはいったん退去したうえでないと施工できない。

高架下に入ってみた。左がJR在来線、右側は東海道新幹線。

高架橋が建設された時期によって鉄骨の組み方が違う。手前が東海道線、向こう側が山手線。

新橋駅まで歩いた。JR東とJR海の緊急連絡先カンバンが並んで掲げられていた。

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