2日目はホテルチェックアウト前に大阪城公園を散策。さくらが満開になっていたが、早朝なのでゆっくりと見物できた。大阪城公園を一周してきた。

宿泊したKKR大阪は12階展望レストランが朝食会場だった。大阪城と満開の桜を堪能できた。

大阪城と反対側では難波宮跡の発掘が続いている。中央の台座のような部分が大極殿があったところ。右手のビルはNTT西日本、上空には伊丹空港着陸寸前の飛行機が見える。

大阪城内堀は桜が満開だった。

大阪城の天守閣。9時の開場目指して、中国や韓国からの観光客が大型観光バスで続々と到着していた。

内堀を北側から眺める。遠方の建物はKKRホテル。いまは水をたたえているが、大阪大空襲で焼けた瓦礫の捨て場として使われ、埋め立てられてしばらくの間グランドとなっていた。近年復原工事でグランドが撤去されたが、サッカー・ラグビー関係者からの声でグランドは舞洲に移転している。

いったんホテルへ戻り、地下鉄谷町線〜近鉄上本町と乗り継いだ。近鉄難波線ホームで特急車に遭遇。乗りたくなった。

地上駅も見学。10日に参加するクラブツーリズムの集合場所を確認しておいた。

近鉄難波(じゃなかった大阪難波)で途中下車。法善寺横丁、道頓堀、堂島などの歴史的遺構を巡ってみた。こちらは外観が残されて復原された松竹座。OSKの公演が行われていた。

大阪難波から阪神線〜尼崎〜須磨浦公園と一気に乗り通した。須磨公園駅でSUICAで下車しようとしたらバタンとゲートが閉まった。

須磨浦ケーブルは山陽の子会社。「うみひこ」「やまひこ」のゴンドラは鉄道線と同じ川崎車両(昭和32年)製だった。

ケーブルカーの山上駅展望台から眺めた神戸・須磨方面。

反対側には明石海峡大橋が見えた。

この地域は平家物語「一の谷の戦い」の舞台となった。熊谷直実が平敦盛の首を刎ねた地で、敦盛塚が建てられている。

須磨浦公園から三宮まで戻る。降り返し線の付け替えが行われ、2番線が降り返し線に、3番線は元町方面に直通するようになった。地下の構築物をやり直す大工事だったようだ。

2番線には近鉄車の折返しが止まっていた。やがて伊勢志摩行きの特急も走るようになるだろう。
ホテル12階のレストランでバイキングの朝食。なかなか美味しい。1Fロビーに降りると谷町4丁目行きのマイクロバスが出る所だった。地下鉄谷町線の谷町4丁目駅は中央線と谷町線がクロスする駅だが、きょうは谷町線で谷町9丁目まで乗車する。SUICAで乗車可能だ。下車すると近鉄上本町駅まで地下コンコースを歩き、近鉄の改札を入った。ここでもSUICA。10日後にクラブツーリズムの貸切電車ツアーに参加するが、その集合場所である地下コンコース2階付近を探索しておいた。
地上ホームに上がって構内を一周する。大阪線の始発駅らしい貫禄があった。再び難波線の地下ホームへ降り、大阪難波まで乗車する。いったん下車して、法善寺横丁や堂島界隈、戎橋筋を歩く。南座がなくなって久しいが、隣にあった寺島商店という岩おこしの店もなくなっていた。残念!!
いままで気づかなかったのだが、松竹座という古典的建造物にお目にかかった。きょうは休演日だったが、OSKや関ジャニのコンサートなどが開かれる由。
大阪難波から阪神なんば線に乗車する。快速急行三宮行きが奈良からやってきた。難波から先は阪神線だが、乗務員は次の桜川で交替する。西九条を出ると尼崎まで止まらない。この間を通過する電車には、なんば線開通前の西大阪線特急以来はじめて乗った気がする。
淀川を渡る。川幅が広いが、トラス橋なのは川の中央部だけ。その他はプレートガーダー橋で、脱線したら真っ逆さまに川に中へ落ちるのではないかと思うといささか怖い。尼崎に着くと5分近く停車して、梅田発の姫路行き直通特急が先行するという。何のための快速急行か解らないダイヤだ。直特のクロスシートが空いていたので乗り換えた。混雑していたのは甲子園まで。以遠は4人席を1人で座る。
甲子園の駅では高校野球輸送に備えてホーム係員が増員されていた。ホーム中ほどには助役さんが立ち、出発合図の白旗を掲げていた。鉄道合図旗(フライ旗)に白旗を用いるのは阪神などごく少数の例であろう。また、阪神に限らず関西私鉄では出発に際して運転士の後方確認と合図ベル押鈴、車掌のドア閉めという手順が徹底している。関東私鉄でも真似たらどうか。
三宮を出ると降り返し線改造で線路を付け替えた区間を通過する。高速神戸で乗務員が山陽電鉄社員に交替するが、何ごともなかったかのように直通する。かつて西台から先で地上に出ていたが、阪神大震災後の復旧工事の前倒しでで地下化された。海が見えはじめ、須磨浦公園に着いた。ホームを横切る形でロープウエイの駅がある。前々から一度乗ってみたいと思っていたが、桜まつりの機会なので試乗してみた。
駅に降りると阪神難波駅から乗ってきたSUICAをタッチして出場しようとした。そうしたら、バタンとゲートが閉まった。桜祭りのため応援に出ていた係員が、「すんませんあ、山陽電車ではSUICA使えませんのや」とのこと。係員が改札脇の精算機のボタンを押して中央指令を呼び出し、SUICAを差し込んで難波駅での入場の記録を消去した。その上で、現金で全区間の運賃を収受した。
ここまですいすいSUICAで乗ってきたので予想外の事態だった。伊丹市営バスは解るが、山陽電車も未だだったのだ。
改札を出ると、ロープウエイ乗り場には係員が出て花見客の案内に当たっていた。往復700円で山頂まで行って帰ってくる。ゴンドラ自体が小さいので定員が少ない。行楽シーズンダイヤが敷かれて10分間隔運転が採られていたが、積み残した。
鉢伏山山上まで素晴らしい景色が展開する。終点に着くと、その上にも歩いて行けるようになっていた。私はロープウエイ駅の展望台から眺めることにした。平家物語一ノ谷の戦いの舞台となったところである。左手に須磨から神戸市街地、右手に明石海峡大橋を遠望する。10分後のロープウエイで下に降りる。下車した先に「敦盛塚」があるので見学に行く。熊谷直実が平敦盛の首を刎ねた歴史の地である。背後に走る山陽電車とよくマッチしていた。
須磨浦公園から三宮まで戻る。やってきたのは山陽電車の普通・東須磨行き。3000系の3連だ。東須磨で始発の阪神梅田行き特急に接続した。今度も阪神8000系だ。新開地で阪急梅田行きの接続を取る。阪神三宮で下車して駅構内のリニューアルを見学しておく。かつての降り返し線は3番線だったが、上下線を抱き込む形の2番線を降り返し線に変更し、1〜3番線にあった降車専用ホームを撤去してホーム幅を広げている。かつての構築物を全て造り直す必要があるため、かなりの年月を要した大工事だった。
ホームの白線と並行に、発光式列車案内表示器が埋め込んであった。列車の発着にあわせて赤色灯が点滅する。関西では珍しい。駅の発車ミュージックは阪神定番の「線路は続くよ・・」で好ましい。
・KKRホテル大阪10:10(送迎バス)→谷町4丁目駅 *なにわ220 す1128
・谷町4丁目10:22(谷町線)→谷町9丁目 *20000型6連(22115に乗車)
・上本町10:43(近鉄難波線)→10:47大阪難波 *9000系6連(9622に乗車)
・大阪難波11:32(快速急行三宮行き)→11:47尼崎 *1000型6連(1061に乗車)
・尼崎11:48(直通特急山陽姫路行き)→須磨浦公園 *8000系6連
・須磨浦公園駅12:45(ロープウエイ)→鉢伏山山上 *うみひこ
・鉢伏山山上12:55(ロープウエイ)→須磨浦公園駅 *やまひこ
・須磨浦公園13:11(山陽普通東須磨行き)→東須磨 *3000系3連(3004に乗車)
・東須磨13:18(特急阪神梅田行き)→13:35阪神三宮 *8000系6連(8048に乗車)

0