1日目(東京-函館-トラピステイヌ修道院-五稜郭-函館山-ベイエリア)
2013年の冬も札幌雪まつりに出かけることになった。直前の申し込みではツアーは満席になるので、11月中旬にいつものクラブツーリズムに申し込んだ。前年は札幌から道東へ向う行程だったので、今回は函館から道南の観光地を巡って小樽、札幌まで行く3泊4日を選んだ。ところが、申し込んでいた2月8日出発で、函館から洞爺湖温泉と旭山動物園を巡るツアーは、「催行中止」との連絡が来た。これは困った。代わりを探したところ、ほぼ同じコースで、「雪と光のきらめき北海道三都」という道南を廻るコースに空きがあった。
航空機はてっきりエアドウだと思って、駐車場も全日空側の第3Pを予約していたが、最終案内でJALと解った。第2Pの予約を入れようしたが、最終日が満杯だったので予約は入らず当日対応となった。

予想を裏切って函館まではJAL便だった。久々の1タミである。

B767-300機という大型機での運航だった。同じ時間帯、エアドウもB6で運航される。

優先搭乗で機内に入る。B6は、2−3−2の座席配置だ。
今回のツアーは早朝出発ではなく午後の函館便で東京を発つ。第2Pは予約車専用の4〜5階は満車だったが、その他はガラガラ。JALとSKYとの間にある旅行会社専用カウンターで受付けだ。保安検査場の真ん前が搭乗ゲートだった。これから乗る飛行機はJALのB767-300機である。前にも書いたが、B6にはいやというほど乗っているが、ほとんどがANA機で、JALのB6は今回で2度目である。
定刻の13:20分までに全ての乗客が乗り込み、13:22分にドアーが閉まった。機長は田中、CAは岩本他が乗務しているとのこと。13:37分、C滑走路から飛び上がった。「揺れることがあります」との事前予告通り、結構な揺れである。14:05分ごろ機長の放送が入った。「高度11000m、速度800キロ、函館の天候は南の風10m、弱い雪で、気温は1度C」とのこと。機内ではJALとるるぶとの提携誌「ハピリカ」という北海道情報誌が配られた。各種割引券などが付いており、この後大いに利用させてもらった。

函館空港では雪だるまが迎えてくれた。

ツアーバスは、大沼交通という会社だった。

これがツアー名だ。
津軽海峡を渡り、いったん横津岳まで行って旋回。函館の市街地を眺めながら、14:41分に着陸した。雪けむりが上がった。5番スポットまで移動して直ぐにドアーが開いた。到着ゲートにはクラブツーリズムの添乗員さんとバスガイドさんが出迎えに来ていた。今回の添乗員は三井さんとおっしゃる。三井さんに伴われて空港ターミナルの外へ出ると、大きな雪だるまが出迎えていた。ツアーバスはその先に停車していた。今回は大沼交通というバス会社だった。函館・七飯町の業者のようである。後から調べてみると、クラブツーリズム専用塗装車も保有していることが解った。
バスが発車するとスタッフの自己紹介もそこそこに、最初の訪問地トラピスチヌ修道院へ着いた。当たりは雪が舞っている、最初は傘を差してみたが、すぐさま意味がないことに気が付いた。

空港を出ると乗務員の自己紹介も後回しに、トラピスチヌ修道院へ着いた。

2番目の訪問地は五稜郭公園。城内には函館奉行所が再建されていた。
トラピスチヌ修道院を出ると、湯の川温泉から市電と並走する道路を走る。ガイドさんが駒場車庫の説明をはじめた。次は五稜郭公園である。途中で市電通りを右折して、五稜郭タワー前の駐車場に入った。ここで1時間ばかりの見学となる。五稜郭タワーには上ったことがあるので、今回は城跡の方へ行ってみた。ガイドさんが案内してくれた。星型の城内には函館奉行所が再建されていた。3年前に完成したという。かつて、ここで地元の友人・家族と大きな鉄板でバーベキューをしたことが懐かしい。
だいぶ暗くなってきた中、次は夕食である。函館山ロープウエイの直ぐ横に「沙羅の月」という海鮮炙り屋に行く。よく聞く屋号である。ここで夕食を楽しんだ後、お隣のロープウエイ乗り場から函館山の山上に上がる。山麓駅までは歩いて行けるのだが、道路が凍結しており、歩くと危険との判断でバスでの移動となった。乗り場には大型観光バスやタクシーで結構な数の観光客が詰めかけており、ロープウエイは10分間隔で頻発運行していた。定員125名という大型ゴンドラで334mの山頂へ上がると、それまでの吹雪からうって変わって素晴らしい夜景が広がった。定番の団体記念撮影も行い、しばし函館山からの眺望を堪能した。

夕食後、函館山に登った。冬季は登山道は閉鎖なので、ロープウエイが唯一の足だ。

山上に上がると、それまでの地吹雪から一転、夜景がきれいに見えた。
ふもとへ下りて再びバスに乗車する。ときおり市電とすれ違う。積雪時の路面電車には乗ったことがないが、時間がないので乗り歩きは出来ない。今日のホテルはベイエリアにある「ラビスタ函館ベイ」というドーミーイン・グループが経営する温泉ホテルである。函館に来るたびに気になっていたホテルなので期待を込めて館内に入った。大正ロマンのレトロな内装で、ベッドは和ベッドとなっていた。外壁にはかつてここに建てられていた古い倉庫のレンガを再用している。煉瓦には「明治7年」などという刻印が刻まれていた。
最上階13階にある展望浴場は、塩分の極めて濃い温泉であった。温泉を浴びてしまったら、函館の街中に飲みにでも行こうかという気力がなくなった。大人しく缶ビールで我慢する。客室からは函館山が一望できるが、山頂の展望台の灯りは21時で消えた。
*集合/12:30(羽田第1北ウイングJAL団体カウンター)
・羽田空港13:20(JAL1165便)→14:45函館空港 *B767-300(JA658J)
・函館空港15:10(バス)→15:15トラピスチヌ修道院15:50(バス)→16:10五稜郭公園17:10(バス)→17:25沙羅の月(海鮮土鍋蒸しの夕食)18:25(バス)→18:30山麓駅18:40(函館山ロープウエイ)→18:45函館山駅(夜景鑑賞)19:20(函館山ロープウエイ)→19:25山麓駅19:30(バス)→19:40ホテル着
*ラビスタ函館ベイ、泊
*大沼交通バス/函館200 か・521

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