最終日の3日目は雨だった。それも大雨だ。ホテルの高層階からは地上がかすんでしまって見えない。昨日と同じ15階のコーヒーラウンジでバイキングの朝食。オムレツを焼く威勢のいい中国系のコックさんの声がレストラン内に響く。食事内容は昨日と変わらないが、またもやきしめんを食べた。荷物をホテルに預けて熱田神宮まで出かけてくる。大雨なので屋内見学となるトヨタの産業技術記念館や
ノリタケの森などに行こうと思ったが、あいにく月曜日は休館である。また、名古屋の象徴・テレビ塔に上がっても何も見えないだろう。
ホテル1階から名鉄名古屋駅まで至近距離だ。名鉄改札口には、TOICAは使えるがSUICA、ICOCAは不可との表示が見える。はやく札幌や福岡並みになってほしい。神宮前まで現金で購入した。220円だ。ホームに降りると電車は直ぐにやってきた。普通・東岡崎行きだが、乗り込んで気が付いた。2両編成なのだ。しかもガラガラである。3駅で神宮前に着いた。下車して地上に降りると、神宮の森が目の前に見える。熱田神宮には、
2004年5月に来ているが、あの時は入口を間違えて神社の杜を半周する羽目になった。今度は駅前交差点を左に行くと直ぐに神宮内に入れた。大雨なのでカッパや傘で凌いだが、ずいぶんと濡れてしまった。それでも参道を100mも歩くことなく御社に着いた。前回はずいぶんとロスしたものだ。
参拝が終わって駅に戻る。神宮前で常滑線と名古屋本線が合流するので電車は頻繁にやってくる。ホームへ下りると、15分ほど遅れていた快速特急・新鵜沼がやってきた。他の列車は平常運転だったので、1列車だけ割り込んだ格好だ。こんな時、コンコースの案内表示機は律儀にも本来の出発時間を表示している。
名古屋へ戻り、JRタカシマヤでお土産を買い、食堂街で山本屋総本家の味噌煮込みうどんを食べる。寒い1日なので温まった。少し早めに新幹線のコンコースに入った。連休明けの平日なので、乗客は比較的少な目だ。名古屋駅上り新幹線ホームは14番線と15番線を交互に使って列車をさばいている。乗り込んだ「のぞみ」230号は、N700系だった。
列車は豪雨の中を走る。車体に降り注ぐ雨は、まるで洗浄機のシャワーの中のようだ。運転規制がかからないか心配なほどの雨足である。それでもきちんと定時運転されている日本の鉄道は優秀である。
新横浜、品川と少しずつ客を降ろし、東京駅に滑り込んだ。在来線連絡改札口を団券で通過し、総武快速線に乗り換えた。やってきた快速はとても混んでいたので、1本後の東京始発の快速で津田沼まで乗車した。下車時に事前にMV端末で購入しておいた「小岩⇒津田沼」の乗車券を投入すると、自動改札は閉まることなくすんなりと通れた。首都圏も大雨なので、タクシーで帰宅した。こうして、名古屋旅が終わった。
・名鉄名古屋10:24(普通東岡崎行)→神宮前 *3119他2連に乗車。
・神宮前11:30(快特・新鵜沼)→名鉄名古屋
・名古屋14:43(のぞみ230号)→16:23東京 *N700系16連(785-621に乗車)
・東京16:45(総武快速線)→津田沼 *E217 型15連(サロE217-16に乗車)

翌朝、マリオットホテル15階から眺めた鉄道線路。次々に列車がやってくる。

名鉄で神宮前まで往復。神宮前も名鉄の要所で列車を見ていて飽きない。

0