四国から福岡へ行った際のブログは今しばらくお待ちを。その際に経験したきっぷ紛失の再収受制度について先にアップします。
今回の福岡旅ではいったん四国に飛んだ後、しまなみ海道をバスで渡り、福山から山陽新幹線で博多まで行きました。ところが事前に用意していた<福山→福岡市内>の乗車券と、<福山→博多>の自由席特急券を自宅に置き忘れてきました。どうしたものかと思案しましたが、再収受制度を利用して、最小限の損失で済ますことが出来ました。
気がついたのは、JR四国・今治駅。直ぐにみどりの窓口に出向き、再収受きっぷを発券してもらいました。まだ書きかけですが、私の
鉄道のページに書いたレポートをご一読ください。
(バスの)きっぷを買って安心したところ、次に乗る福山から博多までの新幹線自由席特急券+乗車券がないことに気が付いた。カバンの中を全部ひっくり返して探してみたが見つからない。どうやら自宅に忘れてきたらしい。いままで気が付かないなんて、弛んでいる。どうしようか???
こんな時、鉄道の知識は役立つ。「再収受」証明という手続きがあったはずである。バス停から駅に舞い戻り、みどりの窓口の時刻表ピンクページをめくった。「切符をなくした時・・・」の説明文を確認する。それによれば、@切符は原券と同じものをあらためて買い直す。A再発行された切符の券面に「再収受証明」のゴム印を押印する。B下車駅では切符を渡さず保管する。C1年以内に原券が見つかれば、原券と再収受券の両方持って駅の窓口に行けば、手数料(1枚210円)を除いた金額を返金する。
そのページを持ってみどりの窓口に申し出た。幸いなことに先客はいない。女性の係員は大きな声で丁寧に説明してくれた。そして、「ここで再購入できますがどうしますか」と問われたので、再発行をお願いした。あとあとのことを考えると、カードではなく現金で購入したほうがいいとのアドバイスも。券面に「再収受証明(1ヵ年有効)」と、「紛失再」のゴム印が押印された。「いいですか、博多駅ではこの切符を渡してはいけませんよ。必ず持ち帰る。」との念押しも。実に鮮やかな窓口対応だった。「旅客営業規則」に精通していると見た。
これが自宅に置き忘れた原券。
これが今治駅で再発行してもらった「再収受証明」のある乗車券。
券面右上の「紛失再」のスタンプ。
券面左上に押印された「再収受証明」のスタンプ。
本来「再収受証明」のスタンプは下車駅で押すものとのことだが、再発行駅で押印してくれました。便宜措置でしょう。再収受制度は、ひとさまにお教えしたことはありますが、自分が体験したのはこれが初めて。いい実践例となりました。

後日、船橋駅で払い戻しを受けました。マルスとは別の駅収入管理システムを使って払戻金の計算をやっていました。清算書をお願いしたら手書きのモノが手交されました。
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旅客営業規則第268〜269条

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