通りすがりに、近しい、ヨガの先生にお会いした。
ご挨拶に、ひとこと、
「今年の夏は、暑くてたまりませんね。」
ヨガの先生は、
「暑くて、とても良い夏ですね。」
と、ひとこと。
私は、
「農作物には良い夏ですが、身体は堪えますね。」
先生、
「ryouさん、暑さに堪えているのは、身体じゃなくて精神じゃないの? ryouさんの身体はとても、健康そうです。」
私、
「暑さで身体がしんどければ、精神もまいりますよね。」
先生、
「精神で、暑さが分かるの?暑いと感じるのは体でしょう? 暑さに精神は関係ないのじゃないの?」
私、
「いや、暑さで身体がまいれば、精神も影響しますよね?」
先生、
「それは、別のものでしょう!」
「暑さで身体がまいっているなら、なおさら、疲れている身体を、精神がリカバリーすればいい事です。」
私、
「暑ければ、精神も挫けますよね?」
先生、
「そうなんだ、本来、気温には関係ない精神まで、ryouさんの中では暑さに影響するんだ?」
「ryouさん、子供の頃に、暑くて大変だ!と思った事がある?」
私、
「・・・よく覚えていないけれど、暑くて汗を流していても、大変だと思った事は記憶には無いかも。」
先生、
「そうでしょう、暑くて汗をかくという事は、健全な身体という事。身体中の毒素や老廃物の代謝も早めてくれる。」
「なのに、今のあなたは、身体は何事も無くても、精神が音をあげる。」
「つまり、あなたの事象は、あなたの心が決めている事。」
「大概の場合、病気のときも同じ。」
「現代人は、身体が病んでいるだけなのに、精神も一緒に病むんだよ。」
「本来なら、病んだ身体を、健全な精神で、助けてやらなければならないね。」
先生が、折りたたむ様に、ひとこと、
「子供のときには、自然に出来ていた事、それを、邪念が潰すのよ。」
「自然には、感謝の気持のみ。」
「米が実る・野菜が実る。この暑さに、感謝を重ねれば、精神に響く事はない筈。」
「肉体がくたびれていても、精神が健常なら、引張ってくれる筈。」
「感謝の上に、人生を重ねる事が重要ね。」
立ち話ながら、深い言葉を頂いて帰って来ました。
有難うございます。