「燕雀相賀す」=新居の落成を祝う言葉で、「賀」は、祝うという意味です。新築された家の軒下に、巣を作る燕や雀もともに祝う、という意味です。
我が家の敷地内に、確認できた小鳥の巣が、4か所あります。
その中のひとつ、ムギマキの巣です。
(6月7日)
娘が庭先にあるイタヤカエデの枝に、木箱を載せたもののなかに巣営しました。
チョッとした物音があると、親鳥と間違って大きな口をあける雛、思わず、笑みがこぼれます。
(6月14日)
目がしっかりと見えています。
つぶらな瞳で、パチクリとしています。
われわれが近づいても、親鳥とは間違いなくなりました。
この後、気付いたら巣から雛が出ておりまして、一羽はすでに巣立った様。
そして、残ったのは誰もいなくなった巣箱。
高原の街は、早足で通り過ぎようとする春の足音から、短い夏へと季節の幕が開けられて。