八重のヤブカンゾウが咲いております。
私の中では、桜草と並んで、軽井沢を思わせる花。
そして、晩夏の切なさを運んでくる花。
田畑の周りにあると、その他の草と一緒に駆除されていまう存在。
珍重されるわけでもなく、加もなく、負荷もなく。
しかし、軽井沢では、高木を理解して手入れする方々が減り、この花も静かに減少。
「ぴょんぴょん、なくなったね。」地元の人の声。
この花、そう、地元では「ぴょんぴょん」。それだけで通ずるほど軽井沢に馴染んでいる花なのに、減少の一途。
それも、静かな時間の移ろい。
我が家の庭には、素晴らしい花はないのですが、ぴょんぴょんは笑うようにして咲いております。
軽井沢の微かな夏は、静かに歯車を回し、初秋の色に大気が染まり始めております。
昨日の、豊作だったジャガイモ、小さなところを蒸しておやつに。
バターを付けたり、塩だったり、子供たちは味噌、親と違って「信州人」なんだね、君たち、、、。
