昨夕、何気なく靴を履こうとしたところ、「チク」とわずかな痛みが走りました。
目の前に子供が居たのでそちらに気をとられておりましたが、その痛みが瞬時のうちに爆発しながら深くえぐるように拡がりました。
ばね仕掛けのおもちゃのように、靴を足から離して動転したした気持ちを静かに落ち着いてみたところ、黄色スズメバチが靴に止まっておりました。
「こいつか!」
透かさずに蜂は殺しましたが、問題は刺された足、どこを刺されたか分からないくらいに足全体が痺れています。
もう一度室内に戻り、冷静に三脈を診たり、足を見たりしておりました。
実は5年ぐらい前にも腕を刺されておりまして、体質がスズメバチに弱くないことは確認しております。
先日近所の人も刺されており、このような森の中に住んでおりますので、年中行事のようなものかと半分諦めるようしかないようです。
そんな事を考えているうちに、刺された辺りが黒紫色になってきました。続いてその周辺に、じん麻疹の時のような上面が平らなテーブル状の発疹が現われ始めました。やはり、スズメバチは結構強い毒素ですね。
肌寒い夕方でしたが、足はアンカでも当てているように温かいのです。
その後、足が風船のように腫れるかと思いましたが、靴を履くのに問題ない程度で腫れは止まりました。
夜は肝臓の解毒作用を促進するように、早めに横になりました。
氷で死人を冷やすように足を冷やしておりましたが、夜の間は痛みで何度も目が覚めました。
そして何とか本日、痛みはかなりひいて、痒みが入替ってやってきました。
えらい目にあいましたが、医者にかかるほどでもありませんし、数年に一度ですから体の免疫力のトレーニング位に考えましょう。
それでもスズメバチ君、しばらくは勘弁ね!