我が家の勝手口には一坪+αの土間部分があります。
そこには雑巾等の汚れ物を洗える地流しと、薪風呂の焚き口があります。
そして背面には3mほどの高い棚が取り付けられる予定です。
とある晩秋の小春日和の日に、軽井沢の地元農家のお宅を訪ねたところ、庭先に60cmの深さで2m角位の穴が掘られその上に厚く藁の屋根が掛けられ、一番上には雨よけのシートが被せてある仕掛けがました。
それは冬の間の常備菜の保存庫、「室」です。中には大根や白菜など沢山詰めてあり、それを春先まで食べ伸ばすそうです。
我が家もささやかながらオーガニック菜園をやっておりますので、冬場に自家製の野菜がなくなる時期がとても問題でした。
そのときに見たものが地元農家の「室」でした。
目から鱗でした。冬の感は自家野菜を貯蔵しておけばよいだけのことですから。
そして、冒頭の画像部分、2段積みのブロック部分が我が家の「室」です。
左側は埋め戻されて「土間」になります。子供の立っている部分と前方が埋め戻さずに上部に跳ね上げられる床を設けて下は「土間」のままで「室」として使用予定です。
冬場の薪ストーブでもこの部屋はそうは熱くなりませんし、凍るほども凍て付く部分でもありません。良い所を発見いたしました。
そして、諸方面から意見を取り寄せたところ、「室」は土間のままが一番良い事が分かりました。土間は適度な湿度で野菜が長持ちするそうです。
芋類に大根に白菜等等かなり入ります。流通系にドップリと我が家の食糧供給を任せたくない私としては、家を道具の様に使いこなす位置で扱いたいと思っています。
寄って、泥付きの大根やカブが似合う家が良いと思うドタバタ家族に家造りなのでした。