この頃の軽井沢は一年の中でも最も環境の悪い時期へと突入します。
その一因でもあります渋滞を避けるように、今日は事務所までの9.5kmを自転車通勤です。
帰途は渋滞でロスした時間を取り戻そうとけたたましく走る廻る車を横目に、夕立が気になる中、あまり暗くならないうちにと思い自転車を進めていたところ、ありました、ありました。
道端の森の中にアカヤマドリタケです。
傘の裏は猪口系でスポンジ状です。
傘は赤みを帯びたゴツゴツとした形状です。
それで大型のキノコで見た目がグロテスクですから食べる人は少ないのです。
少し気の利いたレストラン(軽井沢では見たことがありませんが)では、空輸でヨーロッパからヤマドリタケを仕入れているところがあります。アカヤマドリタケはその空輸で仕入れるほどの価値を持っているヤマドリタケの仲間です。
イタリアではポルチーニ、フランスではセップの名で、ヤマドリタケは珍重されています。
そんな訳でグルメでない私でも、そのキノコに近いアカヤマドリタケを見逃す訳にはいきません。
大切にバックに入れ家に持ち帰り水で虫抜きをして、畑で豊作なズッキーニと先日採れたニンニクでアーリオオーリオをたっぷりにして火を通し頂きました。
文頭で最も環境の悪い時期と書きましたが、訂正です。
デパ地下でも手に入らない希少な食材が、無料で鮮度の良いものが道端で手に入るのですから、夏の軽井沢、良い季節ですね。
(※真似してきのこを採って食べる人は、自己責任でお願い致します)