生憎の雨模様ですが、子供達を車の後部座席に押し込み、松本の縣の森公園で毎年開かれている「松本クラフトフェア」に行ってきました。
この日、縣の森公園には、アイアン・木工・染色・陶器・ガラス・鋳造・彫金などなど、様々な分野のアーチストが集まってきます。
画像はアイアンの実演です。
画像の右手の火床ではコークスが焚かれ、手動のふいごで風が送られて火が怒ったように燃え上がっています。
そこで熱せられた鉄が金床の上で叩かれています。
鍛鉄はとても面白そうですね。
家具も多肢に渡り、トラッドなシェーカーから創作性の強いものや杉や唐松を用いた独創的なものもありました。
このサイトは作品だけではなく、一輪挿しやテントまでアートしていました。
本日のお買い物。
画像左手の白い猪口です。直径が40mm程度で少し力を入れれば割れてしましそうな、どこか儚さが感じられる焼き物です。
右手の杯は昨年に購入したもので、水目桜とケヤキの手で削り出された木地に拭き漆がかかってる品です。
毎年、少しずつ作家の手による器を購入しているのですが困った事があります。
特別な思いで創られた品には特別な空気があり、食卓にその他多数の量産品と並べられたときに、それらのスピリットの希薄さが露呈してしまいます。
(量産品の中にも長年蓄積さ洗練された力を持っているものも多数あります)
もう一つの注意点ですが、作家の作品を見ているうちに創作意欲を刺激されて、使いもしないノミや鉋を買ってしまいそうになりますので要注意ですね。