我が家の被害です。
これが折れて倒れた木です。
直径75cm、モミの木です。
仮に70cmで折れた部分から上が20mとします。(実際には樹高は25m以上です。)
上には枝や葉が茂っていますので20mまで70cmの径と仮定します。
モミの気干比重が0.44ですが、水をたっぷり吸っている状態ですので比重を0.8と仮定するとこの木の折れた部分の重さ=π・r・r・樹高・比重=6.15tとなります。
2点支持ですので半分として3tとなります。
しかし、高い位置から風に吹かれておちている状態ですから、瞬間的には何倍もの荷重が建物に掛かったことが想像できます。
せめて根が付いた状態で倒れれば勢いはなくなっと思いますが・・・・
家に木が倒れて掛かっているところ。
スケールが3mですので如何に倒れた木が大きいか分かります。
我が家への進入方向から見た倒木です。
スケールが1mで立ててあります。
倒木発見当初は早朝ということもあって、何がおきたのか理解するまでに時間が掛かりました。
倒れた木の残った株部分です。
スケールは3mです。
1.7m部分から上は腐っていることが画像からも分かります。
私は土地購入時から道路を挟んで立っていたこの木が何かがあれば一番先に倒れるという事は分かっていました。
しかし、何も起こらないうちに木の立っている土地所有者に「伐って下さい」とは言いにくいもので、住み始めたら子供達をだしにして伐採の交渉をする予定でした。
私の中では「何十年も倒れていないのだからそう簡単には倒れないだろう」と安直な思いがありました。
そんなことは自然に通用しません。
災害や事故は「なに、大丈夫」という備えの隙間を突いて襲ってくる事が、自然の常套手段です。
いやいや、建物は如何に?