温暖化による弊害か?7月の台風としては大型で且つ強い勢力の台風が日本列島に爪あとを残しながら去ろうとしていたところに大きな地震が発生、人間の誇る文明の産物は成す術もなくことごとく自然の力を前に海の藻屑と化した。
技術の最先端を結晶とした原発も赤子の手を捻るが如くに、複数の問題を抱え敢え無く操業停止に。
我々が享受し浸かりきっている文明がもたらす便利な生活が如何にはかないものか、高所に掛けた綱を渡る道化師の姿を見ている気がしてくる。
かのアルバート・アインシタインは地球を、蜂蜜の入った紙袋と比喩されている。
その柔らかな地球を象徴するように、ジャワ島沖地震のときはその揺れが地球を何周も駆け巡った。
そして、高速回転する蜂蜜入りの紙袋は表面の堆積物で被服が急激に移動する可能性もアインシタインは示唆しておられる。
柔らかい中身の上に薄い地殻があたかも堅牢を装う様に被覆している地球。その上で生活している私達。
地球は約1万2,000年前の後期氷河期に縄文海進という大変動があった。
そのときの荒ぶれる地球の姿は世界中で洪水伝説となり、今なお神話として世界各地で伝承されている。
それ以降、地球は穏やかな顔しか人間に見せていない。
地球が安定した1万2,000年間の歳月は人間には十二分な長さで、地球の一生にとっては一瞬の期間である。
その間に人間は十分に繁栄した。
その繁栄した人類も、縄文海進のような大変動があれば地球温暖化自体も飲み込まれ存亡すら危機となる。
人類は全知全能の神の如くに地球上を闊歩しているが、地球の歴史からみれば瞬きほどの一瞬でしかないかもしれない。
砂上の楼閣で裸の大様の如くに振舞っているのか?
ご専門の方々は地球が地震の活動期に入りつつあると仰る方も複数居られる。
少しでも平穏な地球環境が続くことを願う。
そして最後になりましたが、被災地に早く笑顔が戻ってきますように。