我が家の上の子が学校の行事でキャンプに行くそうです。
持ち物がどうした、リュックがどうだ、喧々諤々やって居ります。
そして食事のメニューは定番の「カレーライス」、それを聞いて、今も昔も変わらないな〜と思っていましたが、実は私の目からはとんでもなく風変わりなキャンプです。
何が風変わりかと申しますと、「カレーライス」の作り方の練習を学校の授業内で2回もするというのです。
それを聞いた私は
「何でキャンプの食事の練習が必要なの?」
私が振り返って考えると、キャンプの食事作りとは、日没との戦いであったり、火がナカナカつかなかったり、食材の忘れ物等、アクシデントとの折り合いの付け方が食事より重要な収穫であった気がいたします。
そして出来上がった食事はとんでもないものでも、苦労した仲間と食べればそれはまた特別な食事でした。それがまずくとも。
つまり、失敗に失敗が重なりまた出来上がったものが失敗。でも皆で食べられればこれでいいというような気がします。
重要な事は、一食の食事より、リカバリーをどのように考えるかであったり、失敗を気持ちの上で割り切る事であったり、仲間と次を探すことであったと思います。
それが今回のキャンプは失敗しない事を重要に教えています。
用意周到に計画を練って練習をして本番では失敗がないようにと。
それも子供の考えより大人がでしゃばり先回りして、転ぶ前に手を差し伸べてしまっているのです。完全な子育て失敗例の見本ですね。
いや、子供たちが失敗しないように自主的に練習するならそれも良しですが、大人が先回りすることが私は気に入らないのです。
大人が子供に教える事は、失敗を恐れる事ではなく、失敗してもやり直せばいいんだと思える気持ちだと思います。
上の子はカラーライスの練習の朝に、一輪車を貸してくれと言ってきました。
使用目的を尋ねると、
「学校まで薪を運んで行く!」
そのバカさ加減いいぞ!