鍋のインプレを某サイトで依頼をされていましたが、銅鍋をピカピカに磨く時間をもう少し頂いて、磨かなくていいまな板からご紹介します。
プラスチック製のまな板が出回っているご時世のですが、私、あるとき気付いたのです。使っていくと、まな板が削れて真ん中部分が減る事に。
そして、その削り取れれたものの行き先が気になるのですね。
あまり追求すると気持ち悪くなりますので、そんな細かな事は見て見ぬふりをしましょう。
画像、上が国産柳の未使用のまな板。
挟まれているものが、現在、使用中の国産柳。
下がアガチス。これは35cm×65cmと大きく、ピザ生地を捏ねたり、お餅を伸してこの上で切ったりとします。
国産柳、何がよいのか?
柔らかいのです。我が家は包丁をカリカリに研ぎ澄まし派なので、柔らかい柳のまな板は包丁の切れ味を損なわず、切れ味が長続きするのです。
柔らかいだけなら、その他多数の木でもカバーできるのですが、柳の特記すべき点は、包丁が当たった部分が削れるのではなく潰れるのです。それが時間とともに戻ってくるのです。つまり、長い歳月、使ってもまな板が削れてしまわないのですね。
また、プラスチックのまな板は、非常に油と仲良し(原料は兄弟なのだから当然か)ですが、木のまな板は油切れがとても良いのです。なので、洗剤を多用しなくても洗えるメリットがあります。
デメリットも記さなければ、情報が歪みますね。
木のまな板全版にいえることと思いますが、カビっぽくなりやすいのです。
また、食材の匂いが付きやすいのです。
まぁ、このくらいの事は人間の工夫でどうにかなる事、乾燥しやすい所に置くとか、天日干を定期的にする事で前者は問題解消、後者は食材の切る順番を考えればよい事のだけですね。
使ったり触ったりすれば、やっぱり木が気持ち良い素材ですね。