外輪山を、先に進める。
日頃、何もしていない身体には、2,000mの空気の薄さはきつい。
目の前の浅間山、無数の雨水によると思われる落石の跡が縦筋となって残る。
一塊の山で「浅間山」といっているが、細かく分けると、右側の手前に重なっている山が前掛山。
左手の奥にある山が、火口を持つ釜山=浅間山。
そして、山の中腹に、左に上がっていく登山道が見える。
Jバンドといわれる所、外輪山から昔の火口の中に降りて行く。
地図の等高線で見ると、45°以上の斜面、現場でみれば崖。
そこを下ると湯の平。
穏やかな盆地状の暖かな雰囲気。
火山弾と、後ろに前掛山。
こんなものが吹っ飛んできたなら、ひとたまりもない。
湯の平。
画像の右の高い部分が、朝に居た「トーミの頭」。
緩やかな下り、暖かな小道。
浅間山が噴火しない限り、心地の良い登山道。
また、登り道、トーミの頭に上がる。
正面にあった前掛山の登山道が、遥か左手の奥の裾野に移っている。
先日までは、私が子供の様子を後ろから見ながらの道のりだったが、本日は逆転し、子供に後ろから見守られる行程。