昔はたいへんお世話になったけど、今はもう使う事もなくなって静かな余生を送ってもらっているハードウェアはけっこうあるんだけど、パソコン関係で言うと「バックアップ用」のストレージが多い。話せば長くなるんだが、パソコン駆け出しの頃一度痛い目に合って以来、自称「バックアップマニア」だったからね。まぁ最近はそうでもなくなったけど、例の事件(
05/2/11)があったから気をつけてはいるよ。シャレにならんからさ。
さて、そんな中で大活躍したのがこの「Zip Drive」シリーズ(Iomega製)・・・リムーバブルHDだね。メディアの見た目は、縦横高さが一回り大きいFDって感じ。むか〜しから大好きで、最初に買ったのはSCSIの100MBのタイプだったかなぁ?その後、この「
Zip250USB」に買い替えた。
最初の購入時は、もう一つ「サイクエスト」(綴り忘れた)ってメーカーから同じようなリムーバブルHDが出ていて、どっちにしようか迷ったんだけど、結局そっちは倒産しちまったみたいで、Zipにして正解だったかな。(関係ないけど「セガ・サターン」と「PS」どっち買うか迷ったのと似てるな。やはりPSで正解だった)ありとあらゆるデータを、これにバックアップしてた。パソコン本体に作ったフォルダごとに1枚づつ。わかりやすくて良かったね。もっとも幸いな事に、当時バックアップはすれどもそこから復元せにゃならんようなHDのクラッシュとかは経験せずに済んだけどね。
これ使い始めてからも色々なリムーバブルストレージが次々と出たよね。中でもMOなんかはかなり普及したみたいなんだけど、全然買う気にならんかったな。何故かというと「書き込み遅い!」というイメージがあったから。今はかなり改善されてるだろうけど、MOの128MBが出たての頃、さっそく飛びついたヤツがいてさ。試させてもらったんだが、遅い!Zipは「ハードディスク」だから、早さは圧倒的だった。特に「パソコン通信」(インターネットではない)やってたヤツから画像とかデータいただく時には大活躍したな。ファイルの数がたくさんあればあるほどMOより早かった。iMac買ったのを機会にUSBタイプにしたけど、何たって電源不要になったから、早さ・お手軽さに更に磨きがかかったなぁ。仕事でも活躍した。特にMacとWinでデータやりとりしなきゃならん時には便利だったよ。でも、一つだけMOにかなわない所があって。それはメディアの単価。Zipの250MB1枚買う値段で230MBのMOディスクなら3枚は買えただろうね。
最近は容量も750MBになって、USB2.0に対応したのも出てるみたいだけど、でも今データ持ち歩く必要があるのなら100円ライターより小さいUSB接続のフラッシュメモリーだよな。バックアップも大容量の外付けHDだし。全然使わなくなったけど、ものすんごくお世話になったし思い入れのある機材だから大切に保管しております。スタイルも良いしね。それに、この投稿準備するために久しぶりに繋げてみたんだが、デスクトップに表示されたメディアをゴミ箱に捨てると「ちゅい〜ん」といって「ぺっ」と吐き出されてくる・・・この「ちゅい〜ん」がレトロっぽくて良い音なんだわ(笑)